【ONE】シンガポールのアミール・カーンが欠場選手に代わって急遽参戦=5.17ライト級GP準決勝
5月17日(金・現地時間)シンガポール・カランのシンガポール・インドア・スタジアムで開催される格闘技大会『ONE: ENTER THE DRAGON』について、主催団体『ONE Championship』(略称ONE)から対戦カード変更の発表があった。
今年1月から始まった1年をかけて争われる「ONEライト級ワールドグランプリ」。3月の日本大会での準々決勝において、初参戦の元UFC世界ライト級王者エディ・アルバレス(35=アメリカ)が、ティモフィ・ナシューヒン(29=ロシア)にまさかの初回KO負けを喫し、大きな衝撃をもたらしたのは記憶に新しいところ。
今大会ではその準決勝のカードとして、アリエル・セクストン(37=コスタリカ)vsサイード・フセイン・アサラナリエフ(24=トルコ)が決まっていたが、セクストンがトレーニング中の負傷により欠場することになった。
これにより、今年1月の同グランプリ・1回戦で、セクストンに敗れていたアミール・カーン(24=シンガポール)が、代替選手として出場することが決定。アサラナリエフと決勝進出を争う。
カーンはシンガポールのメガジム「Evolve MMA」に所属。2014年のプロ2戦目からONEを主戦場としており、現在までに11勝5敗の好戦績を収めている成長株だ。
昨年11月には自身のキャリア最大の一戦として、ONE世界ライト級王座決定戦に出場。青木真也からTKO勝ちで同王座を奪取したことがある強豪エドゥアルド フォラヤン(35=フィリピン)を相手に、敗れはしたものの判定まで粘る戦いぶりを見せた。
しかし、その再起戦として臨んだ今年2月のライト級ワールドグランプリ・1回戦で、セクストンに3Rで一本負け。今回はそのセクストンの欠場により、再びチャンスが巡ってくることとなった。
対戦相手のアサラナリエフはロシアのダゲスタン共和国の出身で、現在はトルコに在住。16年のプロ2戦目からONEを主戦場としており、現在までに7勝1敗の好戦績を収めている成長著しい選手だ。
17年のゲオルギ・ストヤノフ戦では、破壊力抜群のパンチで圧倒的に試合を支配しながらも、反則攻撃(サッカーボールキック)による失格負けでプロ初黒星を喫することとなったが、その後は3連勝をマーク。特に昨年9月の試合では、アルバレスをKOに仕留めたナシューヒンに対し、1R1分57秒でKO勝ちを収めている。
カーンは11の勝ち星のうち、8勝がKO・TKO、2勝がサブミッション。アサラナリエフは7の勝ち星のうち、5勝がKO・TKO、2勝がサブミッション。高い決定率を誇るファイター同士だけに、目が離せない一戦となりそうだ。
なお既報通り、今大会のメインイベントはONE世界ライト級タイトルマッチで、王者・青木真也(35=Evolve MMA)が、挑戦者クリスチャン・リー(20=シンガポール)を相手に初防衛を目指す。
ほかにも日本から、元ONE世界ストロー級王者・内藤のび太(35=パラエストラ松戸)、元DEEP JEWELSアトム級王者V.V Mei(36=ヴィー・ヴィー・めい=RIKI GYM/和術慧舟會GODS/HybridFighter/Team Teppen)、パンクラス・フェザー級トップランカーの中原由貴(26=マッハ道場)の出場が決まっている。
<変更対戦カード>
▼ONEライト級ワールドグランプリ・準決勝
サイード・フセイン・アサラナリエフ(24=トルコ)
vs
アミール・カーン(24=シンガポール)
Photo by ONE
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