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【K-1 KRUSH】近藤魁成、憧れの木村ミノル超えへ自信「失うものはないから1Rで倒す」

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2019/05/15(水)UP

豪快なパンチをミットに叩き込む近藤

 5月18日(土)東京・後楽園ホールで開催される『K-1 KRUSH FIGHT.101』。同大会でK-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル(25=K-1ジム五反田チームキングス)の持つベルトに挑戦する近藤魁成(17=大成会館)が13日所属ジムにて公開練習を行った。

 K-1甲子園二連覇を達成し、プロキャリア4戦目で木村というビッグネームへのチャレンジャーに大抜擢された近藤。公開練習では2分1Rでパンチのみのミット打ちを行い「減量は今日から軽く調整という感じで感覚は良い感じですね」と順調に仕上がっている。

 K-1の3月大会はウェルター級初陣だったが「2.5kg違うと減量も全然違って、パワーもスピードも落とさずに試合に挑めたかなって思います」と手応えは十分。17歳ということもあって身体はまだ成長途上で「身長もちょっとなんですけど、まだ伸びてますね。なのでウェルター級を獲った後は70kgでやりたいです」と将来的にはスーパー・ウェルター級との二階級制覇も見据えている。

 近藤は今回の対決に向けて「距離は大事なので、その能力を上げるためのトレーニングをずっとやってきて、今回の試合も距離が特に重要かなと思います。そこを伸ばすことによって自分の体格やリーチも生きてくると思います」と重要だと語る距離感についてもコメントした。

 順風満帆にスターへの道を突き進んでいるように見える近藤だが、昨年6月のK-1さいたま大会では鈴木勇人に苦戦を強いられるなど、プロの厳しさを知った1年であった。「減量やコンディションの整え方など、トップの選手と直接触れて感じたこともあったしそれが今年に入って活きてきたのかなと思います」と自身の成長に自信。

 記者会見では木村のことを「ずっと憧れの選手だった」と語っていた近藤だが「仮に憧れの存在でも、試合をする以上は倒さないといけない。木村選手を超えてやろうという気持ちです」とキッパリ。「試合を見てもらえれば『近藤ヤバイんちゃう?』って思ってもらえるんじゃないかなと思います」と前回以上に底知れない強さを見せると断言した。

 近藤は幼少の頃に難病を患い、KRUSHの初代王座トーナメントを見たことがきっかけでこのリングを目指し、難病を克服した。その経緯もあって「K-1のベルトも凄いと思うんですけど、僕はKRUSHを獲ってからじゃないとK-1には行けないと思ってました。僕の中ではKRUSHのベルトを獲ってスタートという感じです」とKRUSHのベルトに対する思い入れも強い。

木村を撃破し4戦目でベルトを巻けるか

「やっぱりやるからには一番盛り上がってる階級でベルトを獲った方が良い。K-1でチャンピオンになったら世界で一番だと思うし、そのK-1の中で一番目立ってる階級で一番になりたいです。(そのための重要な一歩だが)挑戦者なので別に失うものはないから1Rで倒そうかなと思ってます」と1RKO宣言。

 最後に「1RKOが今回の課題」と宣言していた木村を逆に1Rで倒すと宣言する近藤は「今までで一番良い状態で試合を迎えられそうなんで、試合当日皆さんをビックリさせられるように頑張ります。応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

写真:(C)M-1 Sports Media

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