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【レベルス】「僕に残された時間はない」と日菜太、引退見据え必勝誓う

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2019/05/17(金)UP

日菜太は今年2戦目の相手にSB王者坂本を迎える

 6月9日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.61』の記者会見が5月16日(木)都内にて行われた。

 第11試合ではREBELS 70kg級王者・日菜太(32=クロスポイント吉祥寺)が登場。第5代シュートボクシング日本スーパーウェルター級王者・坂本優起(34=シーザージム)と71kg契約で対戦する。

 日菜太は自身の32歳という年齢から、折に触れて格闘技人生の終わりが近いことを語る。今回の会見においても「ケガの治りが遅く、思うように練習ができないジレンマがある」と、年齢による体の変化を感じ、「僕に残された時間はない」と、改めてタイムリミットが近づいていることを語った。

タイムリミットが近づいていると語る日菜太

 ラストスパートに向け、今年はあと3試合したいと語る日菜太。坂本との一戦は「残り2試合を自分のやりたい相手とやる」ためにも絶対に負けられないと言葉に力を込めた。「練習行くの最後かな、と思いながら毎回試合を迎えている」と語る日菜太にとって、坂本との一戦は「リスクのある試合」。しかし70kg級日本最強の看板を守ってきた自負のある日菜太にとって避けることはできない試合だ。

 坂本戦勝利後は「挑戦する立場で残り2試合を迎える」とロードマップを描く日菜太。「僕の最後の戦いまで応援に来てくれたらうれしい」と、残された試合を見届けてくれるようファンに呼びかけた日菜太の表情は、覚悟を極めつつも悲壮感はなかった。

意外にも40戦以上のキャリアにおいて初のSBルール以外の試合だという坂本

 対する坂本もSB日本王者の看板を背負う。40戦を超えるキャリアの中で、意外にも今回がシュートボクシング以外のルールで戦う初めての試合だというが、「投げ・関節がないだけで、打撃を当てていけば問題なく行けると思う」と自信をのぞかせる。

 日菜太の印象を聞かれると、代名詞ともいえる左のミドルやローを挙げた。その上で「しっかりと防いで自分の攻撃を当てたい」と、数か月前からボクシングトレーナーを招き強化しているというパンチを使っていくと語った。

日菜太は選手生活のエンディングに向け負けられない一戦

 レベルスとSBの対抗戦は、これまで4勝2敗でレベルスの勝ち越し。坂本は対抗戦戦績を振り返り「僕が勝ってシュートボクサーの勝ちにつなげたい」と、団体戦への意欲も十分。初めての他団体のリングにも「臆することなく躍動し、シュートボクサーの強さを見せたい」と覚悟を語り、団体を背負うプライドを見せた。

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