【K-1】初参戦の不可思、世界2位・佐々木との対戦は「マジで美味しい」
6月30日(日)東京・両国国技館にて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』の公開記者会見が、5月21日(火)都内にて行われ、K-1初参戦の不可思(27=クロスポイント吉祥寺)が第4代Krushライト級王者・佐々木大蔵(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦が発表された。
不可思は2008年にプロデビュー。2014年にはBigbangライト級王座を戴冠し、その後も4つの国内タイトルを獲得するなど実績を残す。2017年からはKNOCK OUTに参戦。初代ライト級王座決定トーナメントではベスト4で終わるが、2018年にKING OF KNOCK OUT 初代スーパーライト級王座決定トーナメントに参戦すると、決勝で秀樹に勝利して権威あるベルトを巻いた。しかし、ここ2戦はタイで活躍中のチャド・コリンズ、シュートボクシング王者と西岡蓮太に敗れ本来の実力が出せていない。ファン待望のK-1発参戦でベルト獲得に前進できるか。
対する佐々木は2005月にプロデビュー。2016年に第4代Krushライト級王座決定トーナメントで優勝し王座を獲得した。2018年にゴンナパー・ウィラサクレックに敗れて王座を失うもスーパー・ライト級に転向。11月のK-1WORLD GP 第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメントではゲーオ・ウィラサクレックに敗れるも世界2位となる。今年3月には安保瑠輝也と対戦して敗北。今回が再起戦となる。
会見で並ぶと、不可思がジリジリと佐々木に視線を送った。試合の意気込みを聞かれると、不可思は「K-1一発目で佐々木選手のような相手と戦えるのは光栄に思います。相手はK-1でやってきて(自分を)潰したいって感じだと思いますが、6月30日に佐々木選手の積み上げてきたものを全部奪ってやろうと思います」と佐々木の実績を奪う構えだ。
対する佐々木は「3月10日に負けて、6月に試合ができるということ嬉しいです。(不可思は)外敵だと言われていますが、外敵ということにはフォーカスしていなくて、1人の男として試合を楽しめればと思います。(睨みつけられたことについては)僕は前しか見ていなかったです。僕はそういうタイプではないので」とマイペースだ。
お互いの印象について聞かれると、不可思は「ベーシック、基本がしっかりしていていい意味で硬くて強い印象です」と短く答え、睨み付きを無視されたことについては「燃えられないと、テンション上がらなくていい試合ができないのですよね」とギラついた目つきで語る。
対する佐々木は「試合は見たことがなくて、皆さんの印象通りでギラギラしていてオードソックスで何でもできる印象です。外敵というのはどうでもよくて、6月30日のK-1で試合ができることが嬉しいです」とやはり不可思とは対照的な態度だ。
不可思は最近5Rでの試合が多かったため、3RのK-1にアジャストしたいといい、「去年ベルトをとってから色々試していて、いい結果に繋がらなかったけど、はっきりどうすればいいかが分かりました。今後K-1の前に掴めたっていうのは大きかったし、6月30日は自信あります」と自信満々にコメント。
さらにK-1に参戦することに関しての周りからの反響は「大きかったですし、新しいもの(K-1参戦)は楽しいし、またモチベーションが上がってワクワクして、注目度も上がっている感じがします。(初戦は)もちろん大事だし、とにかく佐々木選手とやらせてもらってマジで美味しいです」とK-1トーナメント準優勝の佐々木を食ってやる勢いだ。
3月のK-1での敗戦もあって、2連敗中ということもあって佐々木は「明後日から、初めてタイに行って練習しようと思っています。(日本でも活躍したタイの超強豪スアキムなどの所属する)PKセンチャイジムに20日間行ってきます」と連敗脱出に向けて意欲的だ。
同日にゲーオ・ウィラサクレックvs安保瑠輝也のタイトルマッチが行われるためこの1戦が次期挑戦者を決める際の重要な一戦となるであろう。勝利してベルト挑戦に1歩近づくのはどちらか。
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