【レベルス】極真世界王者の与座優貴が公開練習「蹴りが見えにくい」不可思・談
6月9日(日)東京・後楽園ホールで開催の『REBELS.61』に参戦する、2018年極真会館軽量級世界王者・与座優貴(21=橋本道場)が都内にて公開練習を行った。
今回がプロ3戦目の与座は、5月に元J-NET王者・杉本卓也と引き分けた耀織(よしき/Y’s glow)と対戦する。(63kg契約・レベルスルール3分3R/延長なし)
与座は極真会館の2017年第6回全世界ウェイト制選手権では軽量級優勝を果たして世界王者に輝くなど、極真空手で数々の成績を収め、キックボクシングに転向。今年3月のデビュー戦、続く5月19日の2戦目と共に蹴りでKO勝利している。
公開練習にはKING OF KNOCK OUT初代王者・不可思が来場し、与座と2分間のスパーリングを行った。不可思が得意のパンチからのローやミドルキックを放つと、与座はパンチから上段回し蹴り、内回し蹴りや後ろ回し蹴りなど多彩な蹴りを繰り出した。
スパーリングの相手を務めた不可思は「極真の世界チャンピオンなんで当たり前なんですけど、キックの3戦目というポテンシャルじゃない。とくに蹴り技が多彩で、フェイントだったり崩しの技も使って、本当に見えにくかった。キックボクサーにはわかりづらいんじゃないかと思います」と与座を大きく評価した。
顔面パンチが無いフルコンタクト空手ルールから転向した与座だが「顔面を打って殴られるほうが楽しい。怖さだったり打たれて固まるというのは少ない」と早くも適応を見せている。
中学生時代からキックボクシング転向への気持ちがあったという与座。高校生の時に「空手で結果を出して、まだ気持ちが変わらなかったら転向しよう」と決めた。
当時からキックボクシングの動画を見て、元K-1世界王者チンギス・アラゾフのスイッチステップなどを空手に取り入れることも多かったという。
2017年の「第6回全世界ウェイト制選手権」で軽量級優勝を果たして世界王者になったが「その時、中学生で思っていたより(キックをやりたいという)気持ちが固まっていて、やらないまま終わったら後悔する」と思い転向を決意した。
練習の厳しさでも有名な橋本道場だが「一番自分に合っていて、強くなれそう」と入門を決めた。
「始めたころは首相撲で女子中学生にブン投げられ」たり「空手ではスタミナに自信があるほうなんですけど、めちゃくちゃきつい。橋本道場入って自分スタミナねえなって思うようになりましした」と猛者揃いの橋本道場で揉まれまくる日々。
しかし今は「トップ選手と毎日スパーしているので、顔面対応の不安は一切ない。首相撲も、今は結構対応できるようになっています。他にもまだ3カ月ですけど、毎日変わっていって、一日一日強くなっている実感があります」と充実しているキック生活を送る。
目標は「今のトップ選手に早くやりあえるような実力をつけて、どんどん強い選手とやっていきたい。辞めはしたんですけど、極真の強さをアピール出来たら」と語る。
「いつかやりたいのは、大雅選手。ずっと好きで、K-1の試合とか公開練習とか見て、かっこいいなと。(空手時代に)ちょっとスタイルを真似したりもして。せっかく転向したんで、やりたいですね」と、憧れのスター選手の首を狙う。
現在は大学4年だが、就活はせずキック一本でやっていくことを決意している。「まずはベルトを獲ること、格闘技一本では厳しいんじゃないかと言われることもあるんですけど、そういう声も黙らせてどんどん行きたい」と熱く語る。
この試合が終わっても、6月、7月と試合を入れているという。「ガンガン毎月のように試合がしたい。スパーや試合をしている時が一番楽しいです」と意気盛ん。キックの世界でもトップを獲れるか、スーパーホープに注目だ。
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