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【TMT】メイウェザーが緊急来日、日本での壮大なビジネスプランと格闘技

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2019/06/13(木)UP

日本の富裕層ともコミュニティーを持ったメイウェザーは、販売したい総額30億円の高級時計を紹介した。

 プロボクシング史上初めて無敗(50戦全勝)で世界王座を5階級制覇し、引退後もコナー・マクレガー(30=アイルランド)や昨年末の那須川天心(20)とのエキシビション・ボクシングマッチでも話題を集めてきたフロイド・メイウェザー・ジュニア(42=米国)が突然の来日会見。東京・中央区に最近構えたTMTプロモーションズ(代表がメイウェザー)の事務所で、本日13日、格闘技イベントも含めたビジネスプランを発表した。

「時差ボケの影響さ」
 13時半から予定されていた会見時間より1時間半以上遅れて現れたメイウェザーはそう弁明。その後に「昨年だけで7、8度も来ている日本に、13時間近い飛行機移動を要するのは合理的ではない」として、都内の高級マンションで部屋を購入したいともほのめかした。

会見会場に駆けつけた6月19日トリプル世界戦を控える左から、京口紘人、メイウェザーを挾み、井岡一翔、吉田実代

 会見の前には、6月19日に千葉の幕張メッセでトリプル世界戦を控えている井岡一翔(Reason大貴)、京口紘人(ワタナベ)、吉田実代(EBISU K’s BOX)が別イベントから帰る足で駆けつけ、写真撮影とそれぞれに激励、助言もしていた。

 会見でのコメントによれば、メイウェザーは日本でカジノ法案が通ることを見越し、その関連のビジネスやリゾート地でのホテル建設などを検討しているという。また、昨年末に交流したRIZINの榊原代表とも良好な関係が続いており、今後もRIZIN興行、もしくは自主興行で、自身のみならず複数の選手で来日し、エキシビションマッチなどを展開していきたいと話した。

 ただし、ボクサーは引退後でなければ、日本国内でのボクシング以外の試合は認められないため、村田諒太やマニーパッキャオと対戦する噂は否定した。ただし、UFCの契約選手はUFC側とMMAルール以外では契約していないので、自主興行で立ち技での試合は可能であるとし、今後のUFCファイターと契約も示唆した。

「複数の選手に声をかけ、いい選手との契約が決まりかけている。しかし、現時点ではまだ未確定なので発表できない」とメイウェザーはコメントした。

 今回記者会見に立ち会った関係者は「メイウェザーは黒船。彼の周りには旧K-1が東京ドームを埋めたような全盛期さえケタ違いのお金を動かす人たちと関わっており、将来、カジノ会場で 格闘技イベントが行われればそれも動くことになる。」と脱帽気味だった。“金こそすべて”でここまで世界のボクシング界の頂点に立って来たメイウェザーは、日本の格闘技界で次は何を起こすのか。自主興行は今年、来年には開催したい方向だ。

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