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【シュートボクシング】笠原友希、世界二冠王・小笠原瑛作を超え「新しい時代が訪れる瞬間を見せます」

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2019/06/14(金)UP

笠原友希(左)は世界二冠王・小笠原を迎え撃つ

 6月23日(日)東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2019 act.3』において小笠原瑛作(23=クロスポイント吉祥寺)と対戦するSB日本スーパーバンタム級1位・笠原友希(18=シーザージム)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 国内軽量級のトップを走り、WPMF世界スーパーバンタム級&ISKA K-1ルール世界バンタム級の世界二冠を保持する小笠原との対戦が決まった心境を「いつも以上に気合が入っている」と語る笠原。今年4月の大会では、自らが初黒星を喫した植山征紀(23=ファントム道場)に勝利していることも気合が入る要因の一つだろう。

今年4月のSBでは小笠原はロングスパッツを身に纏い、投げに適応した姿を見せた

 植山が小笠原に敗れた試合を、笠原は「シュートボクサーが敗れたのは悔しい」と振り返る。ルンピニー王者のワンチャローンにローキックでKO勝ちするなど、世界の第一線で戦う小笠原の打撃はもともと高く評価していたが、植山戦では投げにも適応。柔軟に武器を増やし続ける小笠原に対し、「もっと研究して練習しなければ」と気持ちを引き締める。

 一時期は同じサウスポーの小笠原の映像を見て参考にしていたという笠原。憧れを抱いていたわけではないが、画面を通して見ていた相手と対戦できることには喜びを感じているようだ。

 昨年11月、植山に3R KOで初黒星を喫し連勝を10で止められた笠原。今年4月の再起戦で手塚翔太を1Rで下し完全復活をアピールしたが、その勝利の裏には植山戦での学びが大きく影響していたと語る。

笠原(右)は4月に手塚を破り再起を果たした

 3度目のタイトル挑戦に向けた植山の気迫が、自らの王者としての気持ちよりも強かったと振り返った笠原は、初めての敗北を「すっきりした」と前向きに飲み込んだ。現在開催中の植山への挑戦権を懸けたリーグ戦に自らが加われていない現状に対しても、「逆に他団体のチャンピオンとやらせてもらう機会をもらえた」と、大きなチャンスととらえる。

 下馬評では小笠原優位とみられていることについても「自分は確実にレベルアップしている」と、あくまで一般の評価に過ぎないととらえる笠原。自分を信じて応援してくれるファンに向かい「新しい時代が訪れる瞬間を見せます」と力強いコメントを残した。

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