【ベラトール】堀口恭司が接戦の末、コールドウェルを下しバンタム級王座を獲得
6月14日(金・現地時間)に米国ニューヨーク州のマジソン・スクエア・ガーデンで『Bellator 222』が開催。Bellator MMA世界バンタム級タイトルマッチでは、王者ダリオン・コールドウェル(31=アメリカ)に現RIZINバンタム級王者・堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)が挑んだ。
堀口とコールドウェルは昨年大みそかの『RIZIN.14』で、初代RIZINバンタム級王座を懸けて激突。レスリングを得意とするコールドウェルが、テイクダウンから上をキープする時間が続いたが、3Rに入ると堀口が一瞬の隙を逃さず、フロントチョークを極め、一本勝ちで王座戴冠している。
1R、コールドウェルを中心に回る堀口。右ハイキックで堀口の体勢を崩し、飛びヒザ蹴りで距離を詰めたコールドウェルはそのままグラウンドに持ち込む。背中からケージに押し付けられ尻をついた状態の堀口にコールドウェルが右ヒジをヒット。
ラウンド終盤、体を入れ替える中でコールドウェルが堀口のグローブをつかんだため、ブレイクが入り注意が入る。再開後はスタンディングのまま1R終了。
2R、堀口の踏み込み合わせコールドウェルが左足を取りテイクダウン。再びケージ際でシッティングの体勢になった堀口は、下半身に組み付くコールドウェルにサイドからコツコツパンチを当てる。左足を抜き体勢変更を試みる堀口だが、コールドウェルがそれを許さない。
3R 堀口がコールドウェルのタックルをさばき、堀口がガブリの体勢に。グラウンドで主導権を握った堀口が上になるが、コールドウェルは下から首に手を回しパウンドを防ぐ。スタンドに戻りコールドウェルのタックルを切った堀口は再び上を取る。動きに切れが無くなってきたコールドウェルは、片足タックルを狙うも堀口にさばかれる。
4R、左のミドルキックの勢いで転倒したコールドウェルに覆いかぶさりギロチンを狙う堀口。逃れたコールドウェルが堀口の背中をケージにつけさせる体勢で押し込む。堀口の左脇に頭を突っ込んだままキープされブレイク。
スタンドに戻り下がるコールドウェルにプレッシャーをかける堀口。コールドウェルの超低空タックルで左足をつかまれかけるも上手く切り、スタンドを維持。終了直後に立ったままケージに押し込んだコールドウェルの足をかけて堀口がテイクダウンを奪う。
5R、左フックで飛び込んだ堀口にカウンターでタックルを決めコールドウェルがテイクダウンを奪う。ケージに背にした堀口だが体勢をかえ、堀口がガブリの体制からヒジを3発ヒットするも、この攻防で右目下を小さくカットした堀口は、再びケージに背中をつけさせられ、そのまま終了を迎えた。
48-47、49-46、49-46の3-0の判定がコールされた後、ニューチャンピオン誕生の宣言。堀口がコールドウェルに二連勝を決め、RIZINバンタム級に続きBellator MMA世界バンタム級のチャンピオンベルトを手にした。
試合後のインタビューに、堀口はまず「つまんない試合で申し訳ない」と謝罪。しかし、前半は抑え後半に勝負をかけるプランを持っていたという堀口は、コールドウェルとの再戦をプラン通りに戦えたと語った。
インタビュー後、榊原RIZIN代表がケージに登場。RIZINのベルトを肩にかけ、Bellatorのベルトを腰に巻いた堀口は満面の笑みを見せた。
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