【シュートボクシング 】海人、敗北を喫した強豪チャド・コリンズの技術を「これからパクっていく」
6月23日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING(以下SB) 2019 act.3』のメインイベントで、第3代Krush-70kg級王者・中島弘貴(30=バンゲリングベイ・スピリット)と対戦する、S-cup2018世界王者・海人(22=TEAM F.O.D)のコメントが主催者を通じて届いた。
海人は昨年11月に世界の強豪が集結したSBの祭典『S-cup‐65kg世界トーナメント』で3試合をいずれも圧巻のKO勝利で飾り完全優勝を果たした。続く12月の水落洋祐戦では3RTKO勝ち、更に今年2月のポンシリー・ポーシリポン戦では圧勝して5連勝をマーク。しかし、前戦となった4月の豪州最強ムエタイ戦士チャド・コリンズに判定負けを喫し、今回が再起戦となる。
前回のコリンズ戦を振り返って「全てのラウンドでポイントを相手に取られていたと思います。チャドは世界的に活躍されている選手だけあって強かったですね」と強豪との激戦を振り返り、「一番重要な“攻撃のリズム”を作らせてもらえなかったことがいけなかった。今は自分のリズムで戦えるように重点的に意識しながらやっています」と自身の反省点を踏まえ練習に励んでいる。
しかし、前戦の試合で見せた返しのボディ打ちやヒジ打ちの手応えはあったと語った海人。「自分の技術などが足りなかったというわけではなかったと思います。ザカリア、チャムアトーン、チャドと3人もリベンジしなければいけない相手がいますが、いつでもリベンジマッチをやらせていただけるのであれば、順番にこだわりはないです」とリマッチに向けて燃える。
コリンズに「負けてしまいましたが、勝てない相手ではないと思いました。チャドに限らず全員に勝つ自信はあります。チャド戦で頭をカットしたので対人練習は試合後2週間はやっていないのですが、2日後から走ったりミット打ちなどをしたりして動き始めました」とすぐに練習し始めたという。
「(コリンズ戦の映像を)何度も見て、自分のダメなところは気付けましたし、僕のヒジに対する防御、避け方などチャドの良いところもわかり、そういう技術も学ばせてもらったのでこれからパクっていこうと思いました」と強豪との戦いで得たものは多かったようだ。
対戦相手の中島については「凄いメンバーが揃ったトーナメント(K-1 MAX -70kg Japan Tournament)で準優勝などの実績もあって、有名な選手なので以前から知っていた選手です。僕は体重を上げても67.5kgぐらいで中島選手は70kgの選手なので、今までに対戦を意識したことはないですが、やりたいと思ったのでお願いしました」という。
普段は65.0kgが適正体重の海人だが「中島選手が相手だから(階級を上げて戦う)というのが一番大きいです。僕は65.0kgでとどまるつもりはないのでやりたい相手であれば70.0kgでも挑戦したいと思っていますし、他団体で活躍していた元チャンピオンとSBのリングでやれるというのは僕にとってもいい挑戦になります。上の階級の選手の圧力への対応力は、3人へのリベンジのためにも必要なことでもありますし」と自身の挑戦に貪欲だ。
海人得意のヒジ打ちが禁止となったが「中島選手はずっとヒジ攻撃なしで戦ってきていますし、相手の土俵で勝つ方が僕の名前を上げられます。先々にザカリアとの再戦が組まれることがあれば、ヒジなしルールになる可能性も高いわけであって僕はそこも見据えています」とザカリアとのリベンジ戦に向けて、相手の土俵で戦う構えだ。
最後に「4月大会では不甲斐ない姿を見せてしまったので6月大会ではメインイベンターらしくしっかり締めるので見ていて下さい」とファンにメッセージを送った。
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