【K-1 KRUSH】元Krush王者・中澤純が引退式でメッセージ「夢を本気で追いかけると、幸せになれる」
2019年6月21日(金)東京・後楽園ホールにて開催された『K-1 KRUSH FIGHT.102』において、第5代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者・中澤純(TEAM Aim high)の引退セレモニーが執り行われた。
中澤は1989年9月28日、群馬県出身で2008年4月29日にプロデビュー。ごつごつした肉体から繰り出される豪快なパンチを武器に、第20代MA日本キックボクシング連盟ウェルター級王座に就いた。その後Krush(現在のK-1 KRUSH FIGHT)を主戦場とし、2017年に第5代Krushスーパー・ライト級王者に輝く。
2017年からはK-1にも参戦。昨年11月の第3代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメントに参戦したが、準決勝で佐々木大蔵に敗れて引退を表明。経営者としての一面を持つ中澤は、地元の群馬に「Aim high」というジムを立ち上げ“地方馬がダービーを制す”というテーマを信条としてきた。生涯戦績は24勝(14KO)13敗1分。
引退セレモニーでは中澤が主宰するジムのプロ選手である知花デビット・高坂侑弥・長谷川武巳、交流のあるプロ選手、神戸翔太・覇家斗、そして後援会の関係者から花束が贈呈された。
最後のリングでマイクを握った中澤は、これまでの格闘技キャリアを「辛かったけど楽しかった」とシンプルに表現した。さらに「現役を引退した今だから言える」と前置き、「僕の格闘技生活は間違いなく幸せだった」と、11年に渡るプロ選手生活を満足げに振り返った。
この11年の格闘技生活において、世界一を目指し続けた中澤。紆余曲折を経て2018年11月につかんだ「K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント」参戦の切符。1回戦はKO勝利で勝ち上がるものの、2回戦で敗北し、世界一への夢は破れた。しかし中澤はそれまでのキャリアを一つも後悔することなく、「夢を本気で追いかけると、夢が叶うかは分からないが、幸せになれるのは100%」という真実にたどり着いた。
中澤は現役時代から起業し、現在はスポーツ・美容のジャンルを手掛ける「Aimhigh」グループの代表を務めている。多くのプロ格闘家が引退後の進路に頭を悩ませることを知る中澤は、自身が気づいたその真実をもとに現役のファイターたちへこんなアドバイスを贈った。
「『俺には格闘技しかない』と思ってしまう。しかし1日30分時間をつくって、外の世界のことを勉強して、好きな格闘技を最後まで続けられるようなファイターになってくれることを期待しています。」
そして「リングの中でも外でも強いのがK-1ファイター。そんなファイターが増えることを祈っています」とエールを送った。
最後に中澤に贈られる10カウントゴング。これからはい第二の人生という新たなリングでの活躍を期待したい。
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