【RISE】松倉信太郎vsイ・ソンヒョンは両者からKO宣言、鍵はソンヒョンのスタミナ
7月5日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE133』の公開計量・記者会見が、4日(木)に都内で行われた。
セミファイナルで現在空位のRISEミドル級王座を争う松倉信太郎(28=TRY HARD GYM)とイ・ソンヒョン(28=韓国/RAON)は両者とも一回で規定体重をクリアした。
明日に決戦を控えた松倉は「コンディションはすごくいい」と、血色の良い表情を見せる。「いつも計量の時は生きているのが精いっぱいという感じだけど、声も出ていて調子がいい」との発言から、順調に調整できたことをうかがわせた。
ソンヒョンとはRISE初参戦の2018年6月大会に対戦し、延長までもつれ込んだ末に判定負けを喫している。当時を振り返り松倉は「スタミナがすごいのは自分が一番知っている」とソンヒョンの最大の武器であるスタミナを警戒。その上で「KOするのが理想。3分間すべての時間で倒せるよう、隙を見て全力で奪い取りに行きたい」と、KOによる完全決着を果たす構えを見せた。
約10年のキャリアの中で、意外にも今回が初タイトルマッチ。そんな松倉が口にする「RISEのベルトを目指してきた」という言葉には重みがある。「ベルトに対する思い、RISEを盛り上げたいという気持ちは負けていないと思うので、明日はそれを見せたい」と、悲願のベルト奪取の後、自らがRISEの看板の一つとなることを宣言してみせた。
対するソンヒョンも「久しぶりのRISEの試合で、楽しみで仕方ない」と明日を待ちきれない様子。「スタミナがあるので、後半でKOしてチャンピオンになる」と、松倉も警戒する自身の武器を最大限に生かした戦術を想定しているようだ。
その無尽蔵のスタミナの理由の一つに減量がある。ソンヒョンは今回の試合に向けた準備について「70kgなので減量はない」と発言。暗に無理な減量によるスタミナのロスは一切無いことをアピールしたが、松倉は「腹筋が割れているので、練習してきたなという印象」と、しっかりと準備してきていることを見抜いていた。両者の発言は、すでに駆け引きが始まっていることを感じさせた。
一度は勝利している松倉に対しては「3連勝していると聞いています。自分と戦った時よりも強くなっていると思う」と、波に乗る松倉は当時のままではないと分析。その上で「KOは絶対する」とはっきりした言葉でKO宣言をして見せた。
約1年ぶりの再戦となる今回、両者からKO宣言が飛び出ている。果たしてその宣言を果たせるのは松倉か、ソンヒョンか。決戦の時は目の前に迫る。
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