【UFC】堀江圭功が初出場、空手からUFC王者への夢に大きな一歩
日本時間の7月28日(日)、 カナダ・アルバータ州エドモントンのロジャーズ・プレイスで開催される『UFC240』で、堀江圭功(よしのり/24=ALLIANCE)がついにUFCデビュー。カナダのハキーム・ダオドゥと対戦する。
長崎県出身の堀江は小学校2年生の時から剛柔流空手を始め、高校入学と同時に高校の部活にあった新極真会の空手部に入部。長崎県交流大会の高校の部で準優勝、高校3年の途中で部活が終了し、柔術を始め、卒業と同時にUFCのチャンピオンを夢見て上京。高坂剛率いるアライアンスに入門。21歳でパンクラスでプロデビューし、得意の打撃を武器にMMA8勝1敗の戦績を残す。特にここ2試合連続で1ラウンドTKO勝利を挙げている。勢いに乗る24歳の新鋭に、UFC初陣への意気込みを生中継するWOWOWが聞いた。
堀江はUFCデビューが決まった、いまの心境については
「自分はずっとUFCを目指してやってきたので、出場が決まった時はもちろんうれしい気持ちもありましたが、急きょ決まってもう翌月には試合だったので、浮かれる気持ちはなく、すぐ試合モードに切り替わりましたね。 だから今は“うれしい”というより、“やっとスタート地点に立てた”“ここで勝たなきゃ意味がない”というような気持ちです。」と喜ぶ間も無く即戦闘モードで勝利に向け練習を開始した。
“ここで勝たなきゃ意味がない”という堀江、最初から“UFCチャンピオン”になる確固たる意志を持って上京している。そう思うのはここから来ている。
「もともと一番強い男になりたかったので、UFCでチャンピオンになれば、“その階級で世界一強い”ことが証明できると思ったので、UFCチャンピオンを目指そうと思いました。UFCは何より“世界一強い”という魅力がありますから。もちろん闘う上で、たくさんお金がもらえたほうがいいですけど、それはあとからついてくるもの。とにかく強さを追求してきたので、一切ブレることなくUFC一本で考えてきました。これまで他のメジャー団体に出られるチャンスもありましたが、UFCにこだわり続けた理由は、UFCが世界で一番強いと思ったからです」とUFCよりファイトマネーの高いところがあろうが、今は世界一強い男になることしか考えていないという。
UFC初戦となる対戦相手のハキーム・ダオドゥについての印象は
「キックボクシングが強いイメージですね。腰が強くて、テイクダウンディフェンスがしっかりできていて、 キックボクシングの技術をMMAの中で活かせているイメージです。(注意すべき点は)やっぱりリーチが長いこと。 自分は(相手から)遠めの距離で闘うので、しっかり自分の間合いで闘い続けることができれば、 問題ないと思います。」と相手のリーチの届かない距離からの戦術で戦うという。
ダオドゥの戦績は、キックボクシング(プロ)12戦全勝。UFC参戦前もWSOFという準メジャー団体で8戦無敗。 UFCでも2勝1敗で現在連勝中だ。
「間違いなく強い相手だと思います。でも、自分としてはそういう相手を用意してもらえたのがうれしいですね。強い相手を倒したほうが、UFCでも注目されると思うので、いい選手を当ててくれたなと思います。やはり第一印象っていうのは重要だと思うので、自分の持ち味であるスピードで圧倒して、何もさせずにボコボコにしようと思ってます」と得意の打撃で圧倒宣言。
日本での練習では朝倉兄弟(朝倉未来、朝倉海)もアライアンスに出稽古で、同階級の未来とはスパーリングする回数も一番多く、強くなれているという堀江。仕上がりも良いという。
「もう気持ちと身体はしっかり仕上がっているので、自分自身楽しみです。残り少ない時間でさらに最高の状態に仕上げて、オクタゴンですべてを出そうと思います!」と大きな夢へのスタートラインをそう意気込んだ。
(取材・堀江ガンツ/WOWOW)
◆◆WOWOW『UFC-究極格闘技-』放送スケジュール◆◆◆
『生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC240 in カナダ フェザー級タイトルマッチ!フェザー級王者と元ライト級王者の新旧頂上決戦!』
7/28(日)午前11:00[WOWOWライブ]生中継
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
7/29(月)よる11:00[WOWOWライブ]リピート
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
【対戦カード】
<フェザー級タイトルマッチ>
マックス・ホロウェイ vs フランク・エドガー
<女子フェザー級>
クリス・サイボーグ vs フェリシア・スペンサー
<フェザー級>
ハキーム・ダオドゥ vs 堀江圭功
【出演】
解説:高阪剛、 堀江ガンツ
実況:高柳謙一
進行:渋佐和佳奈
●編集部オススメ
・【UFC】世界王者ジョルジュ・サンピエール、極真空手を体験
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!