【RIZIN】前澤智、大先輩ハム・ソヒ打倒へ「尊敬や憧れの気持ち見せる」
7月28日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.17』に出場する選手たちの個別インタビューが、26日(金)都内で行われた。
第3試合RIZIN 女子MMAルール5分3RでROAD FC女子アトム級王者ハム・ソヒ(32=韓国/TEAM MAD)と対戦する前澤智(31=リバーサルジム立川ALPHA)がインタビューに応じた。
前澤は柔道をバックボーンとし、寝技強化で始めたブラジリアン柔術がきっかけでMMAの道へ。2012年にJEWELSでプロデビューを果たした。16年にはMMA道を追求すべく青森から上京。18年12月には、これまで2戦2敗の黒部三奈から3度目の正直で判定勝利をあげ、悲願のDEEP JEWELSアトム級王座を獲得した。
現在のコンディションを聞かれると「減量もバッチリで、怪我もないですし、あとは明日計量を待つだけです」と短く答え、調整は順調だ。
ソヒに対する印象を聞かれると「綺麗な打撃をするストライカーで、下になっても攻めてきて、倒しても侮れないです。ここはしっかり自分が上を取る場面を皆さんに見せられたらと思います」と分析し、攻略に自信をのぞかせる。相手の動きに「怖いところもあるがパンチは当たらなければいいと思います。自分は止まる時間はなく、リングの上で踊ってられたらなと思います」と動き続ける展開のイメージもできている。
リング上で「みなさん私を見て、小さいとびっくりすると思いますが、自分が大きく見えるような試合をしたいと思っています。柔道ベースではありますが、打撃やテイクダウンも見せられたらと思います」と自身の理想とする試合運びに持っていくと語る。
ソヒについてDEEPのアトム級の憧れのファイターという認識なのかと聞かれると「大先輩です。年はそんなに変わらないですけど。私が総合デビューした時期にも最前線で戦っていましたし」と先輩という意識はとても大きいようだ。前澤が上京した時にUFCで戦っていたソヒを見て「雲の上の存在」と思っていたようだ。
その後ROAD FCに戻ってからジン・ユ・フレイをKOした試合は現地で観戦していたと告白した前澤。「まさかこういう形で、RIZINという大きな舞台で戦わせてもらえるなんて夢にも思っていませんでした。試合になったら尊敬や憧れの気持ちも含めて見せるのがプロだと思っています。私の全てを見せられたらなと思っています」と今は倒さないといけない相手だと認識。
公開練習では“現RIZIN王者の浜崎朱加に喧嘩を売りたい”と発言したSNSの記事に、浜崎本人から“いいね”をもらったと明かしていた前澤。「いいねされて嬉しくてスクリーンショットしました(笑)。自分にとって雲の上の存在だった人に目を向けてもらえるというのは、目線に入れる価値が出来たのかなって思います」と憧れに近づいていることを日に日に実感している。
最後に「プロとして“本物”になりたいって夢をずっと持っていて、世界2位に勝つことができたら自分を少し褒めてあげたいと思います。まだまだ女子格闘技は入り口が狭かったりするので、大金持ちになるって夢はまだ見られないですけれど、少しでも格闘技って面白いなって皆さんに(思ってもらいたい)。自分が戦う姿を見せることで、みんなに元気を与えられるような日本人ファイターになりたいと思います。本物になりたいです」と決意を語った。いよいよ迫った大舞台で前澤がどんな戦いを見せるか。
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