【RIZIN】あいが山本美憂と公開スパー、ベラトール出場選手に「フィニッシュして勝ちたい」
8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナで開催される『RIZIN.18』に出場するあい(29=KRAZY BEE)が都内で公開練習を行った。
まずは同じKRAZY BEE所属の山本美憂(KRAZY BEE)相手にタックルを中心としたマススパーを披露。片足、両足とバリエーションを持たせたタックルからのグラウンドの流れを、一つ一つ確認するかのように次々と決めて見せた。続いて1ラウンドのミット打ちでは、ワンツーからフックを中心とした基本的な打撃で、ジム内に快音を響かせた。
昨年12月のRIZINでプロMMAデビューを果たした、あい。デビュー戦を「年末はまだ何も格闘技ができない状態でリングに上がったので、それほどいいパフォーマンスではなかった」と振り返ったが、RIZIN2戦目を迎えるこの約8か月の間に「徐々に色々覚えて、パウンドだけじゃなく他の決め方や打撃を覚えて、だいぶ成長できた」と、大きなレベルアップを実感しているという。
対戦相手のタバサ・ワトキンズ(24=アメリカ)を、あいは「柔術が上手く、しっかり決めて勝っている」とフィニッシュ力の高さがあると評価。また「同じ体重でも体が大きいので、力は絶対にある」と、外国人特有のフィジカル面にも警戒を強める。今年2月にはベラトールに参戦し、RENA(シーザージム)に勝ったリンジー・ヴァンザント(アメリカ)と対戦し惜敗した試合も確認し、「その試合を見ても強いなと思っている」と、実力の高い相手であると認識を強めた。
あいは、パワーに勝る外国勢に立ち向かうために自身に不足しているものは、やはりパワー面と語る。「一番動けたレスリング時代に比べフィジカルが戻り切っていない」と、2010年に世界学生選手権女子51kg級3位に入賞した頃と比べて8割程度のパワーしかないと自己分析。現在はレスリング時代から行っていたというウェイトトレーニング、ロープのぼり、懸垂に加え、パーソナルトレーナーのフィジカル指導も受け、残りの2割を取り戻すことに重点を置いているという。
そんなあいを身近で見ている山本は、あいの持ち味を、経験豊富なレスリングと「打撃を恐れずに自分からガンガン行ける積極性」と評価。それを受け、あいは今回の試合を「特に打撃(のフィニッシュ)にはこだわらない」としながらも「しっかりフィニッシュして勝ちたい」と、持ち味のレスリングと積極性を生かして試合を決めることを宣言した。
今後の目標は「あえて立てない」とし、目の前の一戦一戦になりふり構わず取り組むというあい。勝利を積み重ねた先には、RIZINの華である大みそかの大会が待っている。デビューから1年後の大みそかに再びリングへ上がるためにも、今回は勝ち方が問われる一戦となるだろう。
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