【RIZIN】浅倉カンナ、進化した打撃で完全決着宣言「自分の魅力を知って欲しい」
8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナにて開催される『RIZIN.18』に出場し、アリーシャ・ザペテラ(24=米国・SCORPION FIGHTING SYSTEM)と対戦する、浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)が9日(金)所属ジムにて公開練習を行った。
公開練習ではオープンフィンガーグローブを着用し、パンチのミット打ちを披露した浅倉。軽快なステップから、細かいジャブやスピードのある左ストレートを淡々とミットに叩き込んでいく。終盤にはオーバーハンドの左のパンチが印象的であった。その後同大会に出場する征矢貴と共に、囲み取材に応じた。
浅倉は昨年大みそかに浜崎朱加に敗れて王座獲得ならず。今年3月の『DEEP JEWELS 23』ではDEEP JEWELSアトム級王者・前澤智にフルマークで判定勝ちし再起を飾ったが、6月の『RIZIN.16』ではアマレスの大先輩・山本美憂に判定負けを喫し、悔し涙を流した。
前回の敗戦後、モチベーションの維持が難しかったことを告白した浅倉。「RIZINで2連敗しているので試合が怖いというか、負けるのが怖いという思いがありました」と敗戦後の苦悩を語る。しかし「今はその気持ちを打ち消せているので、しっかり仕上げて試合に臨みたいです。試合に向き合ってここまできたので順調かな」と前を向いて練習に励んできた。
前回の試合が6月であったため、短いスパンでの試合となったことが心配されるが「期間は短いけど、いい仕上がりになりました」と調整は順調で、レスラーである山本に敗戦したトラウマがあるのではないかと問われると「正直あるけど、ここを超えないと次に行けないのでそういう相手をRIZINが用意してくれたのは、ここを越せよっていうのがあると思っています。倒して次に行きたいです」と再びベルトを狙える位置にのし上がる覚悟だ。
今回の対戦相手はレスリングで3度のナショナルチャンピオンにも輝いたレスリングエリートで、前回の会見では”苦手”だと語っていたが「美憂さん(6月敗戦を喫した)とタイプが似ているので、フィジカル、打撃や下からの寝技をしっかり練習してきました」と前回課題としてあげていたフィジカル強化にも尽力しており勝利を目指す。
名古屋での試合は浅倉にとっては初めてであることもあり「東京の試合を見に来られない方に、格闘技の魅力と自分の魅力を知ってもらいたいと思います」とアピール。更に、「最近はパッとしない試合が多いので判定まで行かないようにします」と完全決着を誓った。
前回のさいたまスーパーアリーナで行われた『RIZIN.17』で浅倉の先輩にあたる扇久保博正がDEEPのエース・元谷友貴を下したことに、所属ジムの選手らも影響を受けたようで「チームになってやっていて、扇久保先生は試合に勝って自分の試合が終わると指導をしてくれます。今回は一緒に征矢君と出るので一緒に勝ちたいです」と同門で同じ大会に出る征矢貴と共に勝利を誓う。
初代RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)が昨日公開練習で語っていたように、日本の女子MMAの若手選手は浅倉が頭一つ抜けた存在であることは間違いない。浅倉は初の名古屋で自身が磨いてきた打撃とフィジカルを見せつけて勝利を掴むことができるか。
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