【K-1 KRUSH】鈴木勇人が左右田泰臣を延長で退け初防衛=全試合結果
北欧の女王ノットソンが壽美に貫禄の勝利、K-1女子トーナメント開催アピールK-1 KRUSH FIGHT実行委員会
『K-1 KRUSH FIGHT.104』(3ページ目)
2019年8月31日(土)東京・後楽園ホール
▼第7試合 K-1 KRUSH FIGHT女子-52kg契約 3分3R 延長1R
○ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/Allstars training center/IFMA世界女子フライ級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-28
●壽美(日本/NEXT LEVEL渋谷)
ノットソンはアマチュアムエタイの大会で世界を股にかけて活躍。現在プロ30戦以上のキャリアを誇り、K-1女子のエースのKANAに今年の3月に勝利している。パンチと蹴りのバランスの良さが武器のファイターだ。
対する壽美は、様々な団体の女子トップファイターが所属するNEXT LEVEL渋谷で練習を積む期待の新鋭だ。17年にK-1 JAPAN GROUPへ参戦してサウスポーから繰り出す左ストレートを武器に連勝している。今回KANAを倒したノットソンに勝利すればタイトルマッチも見えてくるだろう。
1R、サウスポーの壽美が左ローから伸びる左ストレートを振るっていく。対するノットソンは右ローを走らせ、右フックをヒットさせた。
2Rになると、壽美が右の前手を伸ばして左ストレートを狙うも、なかなかノットソンを捉えることが出来ない。一方ノットソンは接近戦となると左右のフックをヒットさせてハイキックまで繋げて、淡々と自分の攻撃を当てていく。
3R、前進して左ストレートや左ミドルを狙っていく壽美。しかしノットソンが中に入ってきた壽美に対して、やはり右ストレートや左右のフックをコンパクトにヒットさせていく。終盤になるにしたがって両者は疲れからか組んでの展開が目立つようになるが、最後まで壽美のパンチをいなしたノットソンが判定勝利を掴み取った。
勝利したノットソンは「私は日本で戦えることが嬉しいし、好きでまた日本に帰ってこれて嬉しい。KANA選手も言ってるように、私も女子のK-1のベルトをかけてトーナメントをやりたいということをお願いしたいです。もっと日本人女子の選手にも戦えるチャンスをあたえてもらって私がチャンピオンになりたいと思います」と女子トーナメント開催をアピールした。
▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R 延長1R
○金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第3代Krushバンタム級王者)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
金子はデビュー後勝利を重ねて、現在は無敗街道を邁進中。自身が所持していたKRUSHバンタム級王座を返上して、K-1スーパー・バンタム級に参戦すると今年の3月には玖村修平に判定勝利。6月の両国大会への出場は確実と思われたが怪我で出場を断念し、今回が再起戦。
対する林は現K-1 WORLD GPライト級王者・林健太の弟だ。スピーディーかつパワフルなファイトスタイルを武器にKRUSHで活躍し、6月のK-1両国大会ではスーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントのリザーブファイトに出場すると、小倉尚也にKO勝利してインパクトを残した。
1R、右ローからワンツーと攻める林に対して金子は鋭い左ミドルを当て込む。金子の左ミドルに対して、林は右ストレートを合わせる。金子は慎重に蹴り中心の攻めだ。
2R、林は右ローを連発して1R同様ワンツーを放つと、金子は徹底して左右のミドルを蹴り込んでいく。中盤以降は金子の左ジャブが当たり始め、両者のパンチが交錯する場面も。
3R、金子は左右のミドルを散らしていくと、林は頭を振りながら右ストレートを返す。終盤になるにつれて、両者とも積極的にパンチの手数を増やしていき、林が右ストレートをヒットさせると、金子は返しの右ストレートを当て込む。パンチの数では両者は互角だが、ヒット数とバリエーションでは金子が上回り判定勝利した。
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