【RISE】白鳥大珠、盟友・那須川天心とのダブル優勝目指し「二人で獲れたら最高」
9月16日(月・祝)幕張メッセ・イベントホールで開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』で-61kg級トーナメント決勝に臨むRISEライト級王者・白鳥大珠(23=TEAM TEPPEN)が、9日千葉県内で公開練習を行った。
ワンツーからボディ、ヒザとコンビネーションを意識したシャドーを見せた白鳥は、続いてミット打ちを披露。攻撃を上下に散らし、攻撃のバリエーションの豊富さを見せつけ好調さをアピールした。
試合を一週間後に控え「周りも自分も気持ちが盛り上がってきた」という白鳥。前回7月のセクサン戦を振り返り、「試合までのメンタル面が全く違い、しんどかった。そこを乗り越えて自分の弱かったもっと伸ばせる部分が見つかった」と大きな収穫があった一戦と振り返った。直近ではタイ合宿も敢行。「別の環境で何か見えたらなと思って」とレベルの底上げを狙ったという合宿は、自らが足りないと感じている技術面の向上に大きな成果を生んだと語った。
改めて対戦相手となる梅野源治(30=PHOENIX)について「(ボクシング転向前の)キック時代から活躍していた選手。言っちゃえば雲の上の存在」と大きな存在であり、「憧れとかではないけど、自分とは違う道でムエタイ界を盛り上げているリスペクトできる選手」と尊敬の念を持っていることを明かした。
そんな梅野に対して、戦う姿勢を強固にしている白鳥。先日公開された動画で見せた「オヤジ狩り」「梅野は終わり」といった挑戦的な言動の理由を「敵対心を持ちたいため」と語り、「”憎い”とかいうことではない。自分の気持ちを盛り上げ、梅野選手を敵とする気持ち。会見などで話したことはあるけれど、今はそういうのは一切いらない」と、世界の頂点を争う”敵”と認識するための儀式であると明かした。
ムエタイからRISEにリングを移し3戦。徐々にルールへの適応を見せる梅野を「ムエタイの戦い方を活かして、相手からしたらやりづらいんじゃないかと思う」と技術を高く評価した白鳥。蹴りで距離を作り、対戦相手をコントロールする術に長けると分析したが、一方で「攻め込まれた時の対応はまだできていないのが隙」と弱点も看破した。そんな梅野との決着は「KOですね。一番華のある試合をしたい」と完全決着を目指す白鳥。すでに「10回はイメージの中で倒している」という白鳥は、「ランニング中にイメージを作りながら走ります。KOして、会場が大爆発して、ベルトを巻いているところをイメージする」と試合後の展開までイメージは完璧のようだ。
同じTEPPEN GYMで切磋琢磨する那須川天心と揃ってトーナメント決勝に上がることに、白鳥は「二人で(トーナメント優勝を)獲れたら最高」と喜びを見せる。そして「天心は普通に獲ると思う」と、盟友・那須川の優勝を予言した上で、同時優勝を果たすため「自分がやるべきことを果たす」と勝利へまい進することを誓った。
「セミとメインで締められたら最高の形ですよね」と歴史的なトーナメントのエンディングに向け興奮を隠さない白鳥。いよいよ16日、世界一の座に王手をかける。
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