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【NJKF】S1ジャパントーナメント出場選手が意気込み、若きエース大田拓真「僕が一番だと見せたい」

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2019/09/12(木)UP

優勝候補の一角である大田(右)「全てにおいて圧倒」とトーナメント制覇に自信

 9月23日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2019 3rd』。本大会の目玉である「S1ジャパントーナメント」55kgに出場する4選手のコメントが主催者を通じ届いた。

 NJKFの若きエースであり、優勝候補と目されるのが大田拓真(20=新興ムエタイ)。今年6月に新人を下しWBCムエタイ日本統一フェザー級王者となったばかりの勢いを武器にトーナメント制覇を目指す。「他団体のチャンピオンが集まったトーナメントですごく楽しみ」とワクワク感を前面に出す大田は、「その中で全てにおいて圧倒し、僕が一番だと見せたい」とトーナメントの完全制覇を予告した。

本トーナメント最年長の知花(左)は唯一の世界王座保持者として参戦

 ここ2試合で連続KO勝利を収めているのが知花デビット(26=エイワスポーツ)。本トーナメント唯一の世界王座保持者としての参戦だが、「毎試合学ぶことの方が多く、慢心せず常に成長できる実感がある」と世界王座奪取後も油断を見せることはない。自身以外の3選手がジュニアキック経験があることに触れると「美味い試合運びをする選手ばかり。自分は天才的な才能はないですが、人生経験、気合と根性は絶対負けない」と強靭な精神を武器とすることを宣言。「記憶に残るような熱い試合をしたい」とトーナメント制覇への意欲を見せた。

タイのチェンマイスタジアム王座も持つ馬渡(右)は大田へのリベンジも狙う

 今年に入り4戦全勝全KOと、知花を上回る好調ぶりを見せるのが馬渡亮太(19=治政館)だ。8月には新興団体である「ジャパンキック」の王座決定戦を制し戴冠。長いリーチから生み出される威力のある蹴り技を武器に、「参加選手が全員チャンピオンなので、絶対優勝して次のステップに行きたいと思います」と、本トーナメントをさらに上を目指す足掛かりとする構えだ。意識するのはジュニア時代に負けたことのある大田。「リベンジしたいという気持ちはあります」と、対戦の実現まで負けられない。

最後に参戦が決まった岩浪は名門・橋本道場仕込みのタフさと蹴り技で優勝を狙う

 トーナメント参加3選手が先んじて決定していた中、最後に参戦が決定したのが岩浪悠弥(21=橋本道場)。今年7月にINNOVATIONスーパーバンタム級のタイトルを奪取し、2015年のフライ級、2017年8月のバンタム級を合わせた史上初のINNOVATION三階級制覇を達成している。自身の強さの理由を「相手のよさを消すところ」と語る岩浪は、「ムエタイ色の強い選手が多い中、橋本道場で鍛錬しているテクニックで勝負」と猛者揃いの橋本道場で鍛え上げられた強さを武器に「イノベーションの強さを証明したい」と団体を背負う覚悟も見せた。

 本トーナメントは試合前日の計量時にくじ引きで1回戦の対戦相手が決定するという変則トーナメント。決勝は11月30日の『NJKF 2019 4th』での開催が予定されている。優勝者にはタイでのS1世界王座挑戦やIBF世界ランク入りといったチャンスが約束されている。平均年齢21.5歳という若き王者四人が集まったハイレベルなトーナメントを制し、ビッグチャンスを手にするのは果たしてどの選手か。

☆9.23 NJKF 全試合順・対戦カード、イベント情報はこちら

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