【NJKF】健太が一年ぶりのホームにKO凱旋、無敗の松谷桐が仲山大雅に敗れる
ニュージャパンキックボクシング連盟
『NJKF 2019 2nd』
2019年6月2日(日)東京・後楽園ホール
▼第6試合 スーパーファイト 64.5Kg契約 3分3R
○健太 (E.S.G/WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)
KO 2R1分6秒 ※右フック
●ジョー・セイシカイ (タイ/誠至会)
健太は長くNJKFをけん引してきたベテランであり、90戦近いキャリアを誇る。試合間隔を空けずに戦うことでも知られており”月イチ健太”の異名を持つ。ここ2戦はオープンフィンガーグローブで戦うONEに参戦し、今年3月のミャンマー大会では元ルンピニー王者の超強豪・ペットモラコットに判定負けを喫したが、ONEジャカルタ大会では接戦を制して判定勝ちし、ONE初白星をものにした。今回NJKFに2018年6月以来、約一年ぶりの凱旋を果たす。
1R、両者オーソドックスの構えから健太が飛び込んで左ボディを深くヒット。積極的に手を出すジョーの左ジャブに合わせ右オーバーハンドのフックを打ち込む。ジョーはスイッチしながら左右のミドルを打ちこみ、健太はサウスポーにスイッチしたジョーに右ローをヒット。頭部へのパンチも散らし、上下に打ち分ける。
2R、コーナーに詰められたジョーが右ハイキック、左ミドルで反撃。左ミドルを軸に前進するジョーだったが、足をつかんだ健太が左フックから右フックをクリーンヒットさせジョーが崩れ落ちるようにダウン。カウント8で立ち上がるが、足元はふらつく。
再開後にコーナーに詰めた健太は再び右フックをヒットさせてダウンを追加。ぐにゃりと座り込んだジョーを見たレフェリーが即試合をストップした。
試合後にマイクを握った健太は「僕は誰とやっても僅差の2対1の健太と呼ばれているけれど、ジョー選手が積極的に出てきてくれたのでこういう結果になった」と、積極的な戦いを仕掛けたジョーを称え、最後に恒例のポージングを披露し自身の凱旋試合を締めくくった。
▼第9試合 ダブルメインⅠ WBCムエタイ日本統一フライ級王座決定戦 3分5R
●松谷桐 (VALLELY/WBCムエタイ日本フライ級1位/NJKFフライ級王者)
KO 1R1分45秒 ※ヒザ連打 ※仲山が王座獲得
○仲山大雅 (RIOT/WBCムエタイ日本フライ級4位)
NJKFの次世代エースとしてキャリアを伸ばす松谷がWBCタイトル戦に挑む。松谷は現役高校生ながらデビューからわずか9か月でNJKFフライ級の王座を獲得。現在9戦9勝(5KO)と無敗を誇っている。
仲山は沖縄を主戦場とし、リーチの長い左右のパンチを武器に強豪タイ人のジョッキーレックに勝利、チョクディー・PKセンチャイジムと引き分けるなど強烈なインパクトを残している。2016年から参戦しているKNOCK OUTでは石井一成、タネヨシホらと対戦するなど、若干20歳ながら豊富なキャリアを持つ。
1R、松谷が右ローでけん制、仲山が長いリーチの左ジャブを伸ばす。仲山がコーナーに詰め、打撃で松谷が右まぶたを腫らす。後退する松谷にワンツー、組んでヒザで攻める仲山。ロープに詰めながらヒザの連打を頭部に浴びせ、松谷がダウン。ダメージの大きさを見たレフェリーがストップした。
WBCムエタイ統一王座を手にした仲山は、試合後にマイクを握り「松谷選手は1Rから仕掛けられる選手、僕も1Rから仕掛けられる選手なのでこういう結果になりました」と両者の好戦的な姿勢が早期決着につながったと語った。これまで強豪タイ人や日本王者クラスに敗北してきたキャリアを振り返り、それらの経験がWBCのベルトにつながったと喜びを口にした仲山は、最後に「自分が10戦目の時よりもずっと強い」と松谷を称え、再びベルトをかけて戦いたいとエールを送った。
▶︎次ページはダブルメインの新人vs大田、ダブルセミファイナルの写真レポ
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