2019/09/27（金）UP
（最終更新：2020/03/28 18:27）

榊原（左）の強烈なパンチが内田にヒット

▼第6試合　K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦・副将戦　K-1 KHAOS NIGHTフェザー級 3分3R 延長1R

●内田道隆（K-1 GYM横浜infinty）
判定0-3　※三者とも30-26
◯榊原達也（WSRフェアテックス西川口/木村組）

　内田はK-1カレッジの優勝者であり、その後ブランクを乗り越えて前回のKHAOSでデビューして1勝目を手にしている。対する榊原は豪快なパンチと一撃を当て込む当て感を武器に木村組の大将として代理戦争に出場してインパクトを残した。

　1R、内田がサウスポーで左ミドルや左ローで攻めていくと、榊原が距離を詰めての右ストレートを放つと会場がどよめく。中盤以降、榊原は内田をコーナーに詰めて強烈な左右のフックを振るっていく。内田はパンチの数は少ないがコツコツ左ローを返す。

　 2R、序盤には内田が積極的に左ローやミドルを走らせると、榊原は左ミドルを返す。榊原は距離を詰めての右ボディフックをぶち込むと、内田は効いてないと首を振って左ローからの右ストレートをヒットさせる。

　最終ラウンドになって、内田が榊原の圧力に下がりながらも左ローからの右ストレートを狙っていくと、榊原は鋭い右ミドルを返す。中盤はお互いミドルやローを蹴り合うが、終盤に榊原が右のボディストレートをヒットさせると内田はボディを抱えながら後退。そこに榊原が強烈な左の前蹴りをピンポイントで突き刺してダウンを奪う。内田が立ち上がったところで終了のゴング。

提髪（右）が北村に勝利した

▼第5試合　K-1選抜vs格闘代理戦争・7対7全面対抗戦・三将戦　K-1 KHAOS NIGHTスーパー・フェザー級 3分3R 延長1R

◯提髪和希（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）
判定3-0 ※29-27、29-26、29-26
●北村夏輝（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/皇治軍団）

堤髪はK-1カレッジ-60kgで優勝した実績を持つ。KRUSHでデビュー戦していて2戦目となる。対する北村は格闘技経験が浅いが、気持ちの強さと頑丈なフィジカルを武器に常に前に出て打ち合うファイトスタイルで代理戦争を盛り上げた。ギラついた目つきから“ギラついた19歳”と呼ばれている。

　 1R、北村が強烈な右ハイキックをガードの上からぶち込むと、堤髪は落ち着いて右ローを返す。中盤、北村の右膝に対して堤髪が右ストレートを二度ヒットさせてダウンを二回奪った。2Rになると、北村は右ローやミドルを蹴り込んでいくが、堤髪のカウンターの右フックがクリーンヒットする場面が多くなる。

　3Rになって北村が圧力をかけながら前進し、右のヒザをボディに突き刺して右ストレートをヒットさせる。しかし、堤髪は北村の左ボディやヒザ蹴りに対して、冷静に右フックをカウンターで合わせてヒット。後がない北村は終盤になるにつれて圧力をさらに強めて、右ストレートを2度ヒットさせ、右のハイキックまで繋げて堤髪を下がらせるがダウンを奪うことはできなかった。最後までダメージを受けることなくダウンを奪った堤髪が勝利した。