【K-1】城戸康裕が王座見据え神保克哉と対戦、煽りVは力作を約束
11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~』の第3弾対戦カード発表が、30日都内で行われた。
スーパーウェルター級のスーパーファイトが決定。城戸康裕(36=谷山ジム)に神保克哉(23=K-1ジム目黒TEAM TIGER)が挑む。
城戸は2003年にプロデビュー。魔裟斗や佐藤嘉洋らとしのぎを削り、2008年には4人目のK-1MAX日本王者に輝き、現在も第一線で戦い続けている。2019年3月の『K’FESTA.2』で久保優太のK-1ウェルター級王座に挑戦するも延長判定で敗北。空位となっているベルトを狙いスーパー・ウェルター級に階級を上げ、8月のK-1大阪大会ではアントニオ・ゴメスをハイキックでKOしてスーパーウェルター級王座戦線に名乗りを上げた。
対する神保は特攻服をトレードマークとした若きファイター。今年6月に日本人無敗のジョーダン・ピケオーの持つKRUSHスーパーウェルター級王座に挑戦し、ピケオーの強打を空転させる善戦を見せるも敗北。再起戦が城戸に世代交代を迫る一戦となる。
神保はお馴染みの特攻服で会見場に登場。「城戸選手は自分が小学生くらいにテレビに出ていたのを見ていて、まだやってるのかと驚き」と13歳の年齢差に驚愕。「おやじ狩りが楽しみです」とニヤリと笑いながらの挑発を見せた。
それを受けた城戸は「おやじ狩り! 怖いよね!」といつもの調子で受け流し余裕の構え。「23歳バリバリの脂がのっている選手と今年37歳の選手が戦えるのはうれしい」としながらも、「昔のK-1WORLD MAX以来日本人に負けていないので、70kgは得意ですね。若手狩りをやりたいです」と神保のおやじ狩りを返り討ちにすると宣言した。
お互いの印象を問われると神保は「普段ふざけている感じですけど、試合はすごい頭使って戦ってるので、そういうところがどう試合に出てくるのか楽しみ」と城戸のクレバーさに注目。褒められた城戸は照れ笑いを見せながらも「ピケオー戦を見ていたけど、ガッツでピケオーのパワーを抑えていた」と神保の強さもクレバーさにあると高く評価した。
若い世代が出てくる現状に城戸は「できればウェルター級に行って欲しい」と本音をポロリ。「スーパーウェルターには来てほしくない。上げるならクルーザーでカリミアンと」とフレッシュな若手との対戦を敬遠する構えをみせ、空位であるK-1スーパーウェルター級王座に向けて「(チンギス・)アラゾフが返上してから空位なので、空いているうちに取ります。ヤバいやつは呼んで欲しくない」といつもの城戸節を披露した。
城戸といえば試合前の煽りV(ビデオ)が注目されるが、話が煽りVに触れると「今回はしっかり作りたい」とこの会見で一番の意気込みを見せる。前回8月の大阪大会での煽りVが全く観客に受けなかったことが相当ショックだったようで、「びっくりしましたよね、大阪大会。あんなに滑るかな」と、入場がつらくすらあったと本音を漏らした。今回の横浜アリーナの入場者数を振り返り、城戸は「2万人を大滑りさせるわけにはいかないので、ちゃんと考えてやりたい」と力を込めて力作の完成を約束した。
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