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【K-1 KRUSH】高梨knuckle美穂、涙の防衛戦を振り返り「“倒せる女子”を見せたい」と次戦はKO誓う

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2019/10/15(火)UP

高梨は次戦は宣言通りKOできるか、今後に注目だ(C)M-1 Sports Media

 10月13日(日)に開催された『K-1 KRUSH FIGHT.106』の一夜明け会見が、14日(月・祝)都内にて行われた。今大会でタイの強豪パヤーフォン・アユタヤファイトジム(17=タイ)に延長判定で勝利してタイトル初防衛を果たした、K-1 KRUSH FIGHT 女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(26Y’ZD GYM)が試合を振り返った。

 高梨は、これまで対戦した選手の中で最も戦績があるタイの強豪パヤーフォンを迎えて初防衛戦に臨んだ。序盤は遠い距離からの左右のミドルをテンポ良く繰り出すパヤーフォンに対して、中に入れずパンチをヒットさせることが出来なかった。しかし、3Rで決着が付かず延長戦では王者の意地を見せ、パンチのラッシュでポイントを取って判定勝利。初防衛に成功した。

蹴りが強力なパヤーフォンに対して、左ローを蹴り込む高梨(左)

 昨日の試合を振り返って「不甲斐ない試合をしてしまったなと自分でも思うので、家に帰ってからも悔しい思いがあって色々考えてました」と防衛は果たしたが、試合内容に納得のいっていない様子。延長Rは「ほとんど気持ちですね。もっと強引に行けたと思うんで、もっと行きたかったです」と自身の圧力を発揮したかったと振り返る。

 パンチでガンガン行けなかったのは「パヤーフォン選手の強さもそうですけど、自分が課題にしてるところもあったので。自分らしさがどんどん戦績を重ねていく度になくなっていってるなと思うんでそこが次の課題ですね」と王者となった今、自身の戦い方が試合に出ていないことが課題と分析。

ハイキックを蹴り込む高梨(右)

「危ない試合もあったし自分的に納得いってない部分は大きいです。でも延長で前に行けたことは大きかったと思います」と延長Rの前進は前向きに自己評価している。しかし、「私はやっぱり一番で居たいんで、こんな感じの試合をしていたら(チャンピオンとして)駄目だなと思います」とトップに君臨する者としての覚悟を示す。

 パヤーフォンとは再戦も視野に入れており、「その時には倒せるぐらいの力をつけて再戦したいです。(次回の挑戦者として)意識してる選手はいないですけど、勝ち上がってきた選手をぶっ倒せるように、私も、1日休んでまた明後日からガンガン練習してきたいと思います」と次戦に向けて燃えている。

初防衛を果たした後、リング上で涙ながらにファンに感謝を述べた高梨

 最後に「私自身そんなに戦績がないんで、ベルトを守っていくというよりは挑戦していく感じで、自分らしさを前に出して倒す試合をして行きたいなって思ってます。(次は昨日のような試合にならないように)必ずKOで倒して、倒せる女子を見せて行きたいと思うので、また応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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