【RISE】寺山日葵「紅絹に勝ちRISE女子の象徴を目指す」、紅絹「恐ろしい女」
11月8日(金)東京・新宿FACEで行われるRISE初の女子興行『RISE GIRLS POWER』の記者会見が18日都内で行われた。
本大会での対戦が決定しているRISEミニフライ級王者・寺山日葵(18=TEAM TEPPEN)、RISEアトム級王者・紅絹(35=NEXTLEVEL渋谷)が会見に出席。対戦相手への想いや意気込みについて語った。
この対戦は今年9月、寺山が佐藤レイナとのRISE QUEENミニフライ級王座決定戦を制し、初代RISE QUEENミニフライ級王座を獲得した試合後のマイクで「尊敬する46kgの紅絹選手とチャンピオン同士の対決をしたい」と挑戦状を叩きつけたことがきっかけ。
寺山の発言を受けた紅絹は即座にSNS上で「おー!!やろうぜ!!負けた借りはリングで返す!!」と2018年2月に寺山に敗戦した借りを返すと意気込んでいた。
寺山は紅絹について「私の大好きな憧れの先輩で、プロデビュー前から追いかけていた存在。強くて上手くて面白くて完璧な選手ですが、それを超えるような選手になるため、ここで紅絹選手に勝ってRISE女子の象徴になれるようにがんばります」と、紅絹を追いかけてきた後輩の一人として、先輩越えを果たすことを宣言した。
それを受けた紅絹は「すごい上げて、上げてくださってるんですけど、そこを直接倒そうとする恐ろしい女ですよ、寺山は」と笑いを誘いつつ「私からチケットを買って毎回応援に来てくれて。デビュー戦を私も見ているし、すごい選手になったと思っている」と猛追する後輩に尊敬の念を見せた。しかし「せっかくチャンピオンになったのに、早々と私を潰しに来ますかと。TEPPEN勢が私を潰しに来ています」と前回の那須川梨々戦に続くTEAM TEPPEN所属選手との連戦におどけて見せた。
寺山は49kg級の王者であり、紅絹は1階級下の46kg。下の階級である紅絹へ対戦要求はあまり見られないケースだが、紅絹がその要求を快諾した理由を「単純に一度負けているから」と語った。2018年2月ごろ、紅絹はキックボクサーとして行き詰っており、「辞め時を考えていた」という迷いの時期だったと告白。それゆえに100%の自分を寺山に伝えられなかったため、このチャンスを逃さないと決断したことを明かした。
寺山の成長を認める紅絹だが、もちろん自分自身も大きく成長していると自負。寺山と対戦したときよりも「試合の流れを考えるようになった」という。今年7月に那須川梨々を下し王座を獲得したときも、かつての猪突猛進が前面に出る紅絹の姿とは違う冷静に相手の攻撃を流す姿も見受けられた。
紅絹の試合を見続けている寺山も「(那須川)梨々との試合を間近で見させてもらって、私が憧れた紅絹さんがさらにさらに強くなっていた」と尊敬の念を強めたという。
自身がRISE女子の中心となって盛り上げたいという寺山と、飽きられないように危機感を持って女子大会を盛り上げたいという紅絹。言葉は違えど、両者はそろって女子格闘技の未来を見据える言葉を口にし、王者同士の一戦に臨む構えを見せた。
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