【K-1】野杁正明「“強い奴と戦う”スタンスを貫く」とK-1二階級制覇へ邁進
12月28日(土)愛知・ドルフィンズアリーナで行われる『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~』のスーパーファイトで、ハッサン・トイ(25=トルコ)と対戦する、野杁正明(26=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のコメントが主催者を通じて届いた。
野杁は抜群のテクニックに加え破壊力のあるパンチ、キックで国内外の強豪を次々となぎ倒し、K-1スーパー・ライト級王者に輝いた後、そのベルトを返上しウェルター級に転向した。8連勝・5連続KOの勢いのまま今年3月、日本人無敗のジョーダン・ピケオーと対戦するも判定負け。8月のK-1大阪大会ではスイスの強豪サミ・ライリに2RボディでKO勝利して見事復活を遂げた。
前回の大阪大会は「今年KRESTに移籍して勝っていなかったので、まずは内容よりも勝つことができて良かったなと思います」と語る野杁。3月のピケオー戦で熱くなりすぎたことを反省点に「冷静に戦えたかなと思います。最初から最後まで冷静でいられたし、ちゃんと試合内容も覚えているので、そこは良かった点ですね」と振り返る。
今年1月のKREST移籍後「切磋琢磨できる仲間が沢山いることは大きい。KRESTの選手はチャンピオンクラスだし、意識も高いので刺激を受けます。一緒に練習していても『周りがやってるんだから自分も負けられない』という雰囲気で、オーバーワーク寸前まで追い込むんです」と、K-1王者・武尊をはじめ多くのトップファイターが所属する練習環境で良い刺激を受けているようだ。
今回の対戦相手トイは、ヨーロッパだけでなく中国でも実戦を積む。これまでヨーロッパでは2つの団体でタイトルを獲得し、K-1でも活躍したイリアス・ブライドにも勝利しておりウェルター級世界トップクラスであることは間違いない。184㎝の長身から繰り出す強烈な打撃から“The Dominator”(支配者)の異名を持つ。
野杁は「僕はそこまで海外の選手に詳しい方ではないのですが“ハッサン・トイ”という名前は昔から知っていました。だからオファーを受けた時も『あの選手か』と思ったし、強い選手と試合を組んでもらえて良かったです」と元々知っていた強豪選手に胸を弾ませる。
対戦相手のスタイルは自分に似ていると分析する野杁は「身長が180cmあって、自分よりも背が高いのはやりにくそうだけど、ファイトスタイルで言えばやりやすいかなと思います。KRESTの(渡辺)雅和さんや(上松)大輔さんと一緒に映像を見て、どうやって戦うかは話し合っています。だからもう攻略するイメージはできていますね」と自信たっぷり。
この試合に勝てばウェルター級タイトルマッチやピケオーへのリベンジも見えてくるが「今はピケオーへのリベンジというよりも与えられた試合を勝ち続けて、二階級制覇を成し遂げたいという気持ちの方が強いですね」と、真っ直ぐにタイトルマッチに向かっていくと意欲を語る。
世界最強やK-1二階級制覇を目指していくため、「勝って当たり前の試合よりも周りから『今回やばいんじゃないの?』と思われる相手とやった方が僕も燃えるし、どちらが勝つか分からない試合の方が見ていてドキドキワクワクして貰えると思います。僕は“強い奴と戦う”というスタンスを貫きたい」とこれからも強豪選手と戦っていく構えだ。
最後に「『やっぱり野杁はレベルが違う』という試合をしたいし、ベルトを巻くのは野杁しかいないと思われるような試合をしたいと思います」と意気込んだ。
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