【KNOCK OUT】鈴木千裕と与座優貴が早くも火花、SB王者の西岡は強豪・小川翔を自ら指名
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館にて開催される『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』。本大会の目玉として行われる『無法島Presents KNOCK OUT 64kg GRAND PRIX』のトーナメント抽選会が15日都内で行われ、1回戦4組のカードが決定した。
1回戦第4試合では運命的なカードが決定。今年10月に橋本悟をKOした鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と、その橋本悟のジムの後輩である与座優貴(橋本道場)が拳を合わせる。
鈴木はMMAからキックボクシングへ転向し、今年8月に1RKOでキックデビュー。大抜擢された10月のKNOCK OUTのメインイベントで橋本悟を1RKOに下し、ファン・関係者に大きなインパクトを与えた。対する与座は極真会館2017年第6回全世界ウェイト制選手権軽量級優勝の実績を引っ提げ、今年3月にプロデビュー。多彩で威力のある蹴り技を武器に、ここまで7戦7勝3KOの快進撃を続けている。
クロスポイント吉祥寺と橋本道場の期待のホープ同士の一戦。鈴木はかねてより「新生KNOCK OUTを引っ張る」と公言しており、そのために「辛い道を進むのが一番の近道だと思ったので1回戦に与座選手を選びました」と自ら与座戦を志願。「動画を100回くらい見てちゃんと研究する」と地道で勤勉な一面を見せながらも、「絶対に優勝します。有言実行します。僕がチャンピオンです」と大胆な優勝宣言もしてみせた。
与座もまた「以前からいずれやることになると思っていたので、凄く楽しみ」と鈴木との対戦を歓迎した。「鈴木選手はパンチが印象的。ダイヤモンドパンチをもらわずに自分の蹴りで倒す」と鈴木の攻撃力を警戒しつつも、必殺の蹴りで決着をつける構え。早くも決勝級の注目カードは火花を散らした。
1回戦第3試合では四冠王・小川翔(OISHI GYM)vsシュートボクシング日本ライト級王者・西岡蓮太(龍生塾)の実力派対決が決定。
小川は西日本を主戦場とし次々と国内タイトルを奪取。今年11月には岡山ジム取材興行で65kg賞金トーナメントに出場。決勝でタップロン・ハーデスワークアウトに敗れたものの、改めてレベルの高さを見せつけた。対する西岡はSB王者として外部団体との交流戦に積極参戦。不可思、大月晴明、マサ佐藤といったKNOCK OUTで名を馳せた王者たちを次々と撃破した。12月のSB大会では町田光にまさかのバックドロップでシュートポイントを奪われ判定負けを喫したが、その町田も参戦していたKNOCK OUTの舞台で再起を図る。
小川は「フィジカルでは(他のメンバーに)負けません。ヒジでのTKO負けはありますが、倒されたことはありません」とタフネスぶりに自信。11月のワンデートーナメントでは鼻が折れていたというが、すでに練習も再開。「1回戦で強い相手と戦うことになりました。楽しみにして下さい」と、ベテランらしく戦いを楽しむ姿勢を見せた。
西岡は「1回戦の元気な時に小川選手を倒しておけば、あとは自分の力を出せれば勝てるかな」と、優勝狙いのため、あえて小川との対戦を望んだことを告白。「前回(町田に)負けているので、トーナメントでしっかり勝ってもう一度自分の強さを証明したい」と意気込みを見せた。
本トーナメントは現在ヤングアニマル誌上で連載中のマンガ「無法島」とコラボした1dayトーナメント。立会人として出席した作者の森恒二氏は「豪華なメンバーが選ばれ、展開が読めないまさにサバイバルといえるトーナメントになったと思います。攻撃力がある選手ばかりなのでKO決着となる激しい試合を楽しみにしたい」と、熱心なキックボクシングフリークとしてファンの気持ちを代弁し、出場選手にエールを送った。
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