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【ボクシング 】大橋会長、王者ムザラネのスタミナ警戒「八重樫と持久戦の凄い試合になる」

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2019/12/18(水)UP

呼吸乱れず、サンドバッグで連打を打ち込むムザラネ

 12月23日(月)、神奈川・横浜アリーナにて開催される『IBF世界フライ級タイトルマッチ』で同級王者のモルティ・ムザラネ(37=南アフリカ)が17日(火)公開練習を行った。ムザラネは元世界3階級制覇王者の八重樫東(36=大橋/同級14位)と対戦する。

 ムザラネはウォーミングアップの縄跳び、シャドウ、ミットを1Rずつ、そしてサンドバッグを6R、最後は縄跳びを10分以上。6~7割の強さで打っている印象だが、時折強い連打も見せた。

ミット打ちでも連打を打ち続けた

 爆発力こそ感じられなかったが、ペースはほぼ一定。力まず流れるように打っているため、相手にとっては、かわしにくいパンチ。08年にIBF・IBO世界王者だった08年にはノニト・ドネア(フィリピン)にカットを奪われ6回にTKO負けしたものの、ペース乱れず、多くのパンチを入れドネアを苦しませた。今回の公開練習では全く息が切れず調子の良さを伺わせた。

柔らかな表情で会見に応じたムザラネ

 キャンプはジムのある南アフリカのヨハネスブルグで行った。ヨハネスブルグは約1,700メートルと高度が高いため、普段の練習が高地トレーニングになる。8~9週間、200R近いスパーリングなどを行なってきたという。トレーナーは「とてもよく仕上がっている。タフな力強い試合が期待できる」とコンディションは良さをアピールした。

 この練習を視察した八重樫が所属するジムの大橋秀行会長は「凄い練習してますね。あれだけ練習しても息が切れない。スタミナは相当ある」と評価。

視察に訪れ囲み取材に応じた大橋会長

 八重樫との一戦については「八重樫もスタミナがあるので持久戦になり、凄い試合になる。映像を見た印象では後半に失速するイメージがあったが、息ひとつ乱れない。いつもの八重樫なら後半戦に持ち込めば八重樫のペースになるのだが」と持久戦で競り合う可能性を語った。ムザラネの弱点としてはアゴを指摘「あのアゴを見ると決して打たれ強くない。しかし打たせない技術とスタミナがある」と分析した。

 大橋ジムの松本トレーナーは「ガードの上からでもコンスタントに叩いて行きたい」と語った。

♢選手データ
・モルティ・ムザラネ 1982年10月6日生まれ(37=南アフリカ/王者)
身長:159cm、リーチ:164cm、構え:右
戦績:38勝(25KO)2敗
タイトル:IBF世界フライ級王者

・八重樫 東(やえがし・あきら)
1983年2月25日、岩手県出身(36=大橋/同級14位)
身長:160cm、リーチ:165cm、構え:右
戦績:28勝(16KO)6敗
タイトル:元世界3階級(WBA世界ミニマム、WBC世界フライ、IBF世界ライトフライ)制覇王者

☆この試合のスケジュール、チケット『FUJI BOXING トリプル世界戦』

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