【ボクシング】村田諒太のV1戦「この階級で一番危険、バトラーが勝つ」ディアス氏(ゴールデンボーイ)
12月23日(月)に横浜アリーナでトリプル世界戦のメインイベントとして行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチに向け、21日、都内で開かれた記者会見では王者・村田諒太(33=帝拳)が同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)との初防衛戦に万全の準備を宣言した。
2012年、日本史上48年ぶりにボクシングの五輪金メダルを獲得した村田の社会的認知度は、いまだ多くの日本人ファイターの中で群を抜いている。会場の大広間を所狭しと埋め尽くす報道関係者が注目する壇上で、その村田の向かって右に座ったのはプロモート契約を結んでいるトップランク社の代表ボブ・アラム氏だ。
アラム氏は「私が来日しなかったアッサン・エンダム(フランス)との第1戦は大きな論争を引き起こしながらも負けてしまったが、その次に私が来日した時はエンダムに勝った。前回のロブ・ブラント(米国)戦も、私の目の前で勝った。私が来ることは彼にとって“勝利のお守り”だからしっかり見届けようと思ってきた」と期待を寄せ、村田が「ラッキーパーソンが来てくれて心強い」と返すと、アラム氏は嬉しそうに村田の肩をたたいた。
村田は「結果は神のみぞ知るので深く考えず、やって来たことをやりたいと思っている。非常にいい練習を積んできたので、その練習内容をリングで出すだけ。もう何もすることはない。しっかり休息をとって試合に備える」とコメントした。
今回迎え撃つバトラーは「いい気分で今日を迎えているので私のスキル全てを見せる。力強い気持ちでいるので、何も言い訳できない。全力で臨むだけ」と王座奪取を誓った。
バトラー陣営となるGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ=オスカー・デラホーヤ代表)のヘッドマッチメイカー、ロベルト・ディアス氏は「バトラーを指名してくれたことには感謝するが、この階級で今一番危険な相手を選んだのではないか。しかしその選択こそが村田が真のチャンピオンである証しにもなっている」と王者に敬意を表し、「この試合はどちらが勝っても負けても、ファンは喜んでくれるのでファンに負けはない。花火のように激しいぶつかり合いとなって、最終的にはバトラーがチャンピオンになると私は思っている」と自信を示した。
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