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【ボクシング】村田諒太が怒涛の1分ラッシュでTKO勝利、ブラントからベルト奪取

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2019/07/12(金)UP

村田が2回、怒涛の1分ラッシュでブラントを何度もぐらつかせレフェリーが試合を止めた

 7月12日(金)、エディオンアリーナ大阪で『WBA世界ミドル級タイトルマッチ』が行われ、挑戦者で同級3位の村田諒太(33=帝拳)が王者のロブ・ブラント(28=米) に2回2分34秒、TKOで下し、ブラントからベルトを取り返した。

 9ヶ月ぶりの試合にしてリマッチの村田、前回は大きな判定差で完敗し王座から陥落。その試合内容から今回も苦戦が予想されていたが、村田は研究、分析タイプで戦略を練り直すため再戦に強いとも言われており、大きな期待が寄せられていた。

鍵を握った村田のボディブロー

 1Rの立ち上がりからブラントが手数で前に出る。固くガードをして手が出ない村田に前回の試合パターンがよぎる。しかし、中盤から村田の右ストレート、ボディがヒットしはじめ、ブラントは村田のボディを嫌がっている様子を見せ後半は打ち合いとなり、徐々に村田のペースに。

 2R、相変わらずわらず手数で来るブラントにボディで動きを止め右ボディから左フックでグラつかせると、パンチを連打し右フックでダウンを奪う。残り1分半、ダメージの残るブラントをに完全決着するチャンス。村田のボディも交えた村田のラッシュでブラントは防戦一方に。何度もバランスを崩しながら、最後は村田の右フックで大きくグラついたところでレフェリーが試合を止めた。

2R 中盤にダウンを奪った村田。そこから怒涛のラッシュでTKO勝利

 勝った村田は「みなさんありがとう、最高です。練習した通りできたので良かった。チーム帝拳のみなさん最高です」と語り、「2Rでバテて3Rで崩れる。見たかった?」と観客を笑わせる余裕を見せた。 

 2Rにダウンを奪ってから約1分村田の怒涛のラッシュが続き、大きくぐらつくブラントにレフェリーが一瞬割ってストップしようとするも、様子を見たので、村田は徐々にバテ始めていた。打たれながらもガードしダメージの回復を図るかにも見えたブラントに多くのボクシングファンは村田の発言と同じことを思っただろう。それでも最後に右フックで大きくぐらつかせ、ラウンド残り26秒でようやくレフェリーが止めに入り村田が新王者となった。

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