【ボクシング】村田諒太vsカネロかゴロフキンを東京ドームで=米国プロモーション
12月23日(月)、横浜アリーナで行われた『FUJI BOXING トリプル世界戦』のWBA世界ミドルタイトルマッチ後、初防衛に成功した王者・村田諒太(33=帝拳)について、村田の海外でのプロモーションを担当する米国大手の『トップランク社』のボブ・アラム代表と、同じく米国大手『ゴールデンボーイ・プロモーションズ社』のロベルト・ディアス氏が、記者会見中の村田を挟みながら、世界的なスター選手とのビッグマッチ構想を打ち明けた。
記者からアラム氏が今日の試合をどう感じたかという質問が出ると、同氏は「素晴らしいファイトの中、村田のボディブローで相手は失速していった」と語り始めた。
続けて口にしていくのは村田の今後だ。
「今、私が目論んでいるのはオリンピック前に、世界4階級制覇王者サウル”カネロ”アルバレス(メキシコ)や、“戦いの神”として名高いゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン=元WBAスーパー・WBC・IBF世界ミドル級王者、現IBF世界ミドル級王者)を日本に招き、村田と東京ドームで戦わせること。両者の中には日本に是非行きたいと言ってくれている選手もいるので、できればオリンピック前に1試合、オリンピック後に1試合を村田に用意したい」
来日を希望しているのは一体どちらの選手か――というワクワク感が高まる中で、バトラー陣営にいたディアス氏が奥から口を挟んでくる。
「おめでとう、村田。オリンピックの金メダリストであり、プロボクシングでも世界王座を取った強さを証明することもさることながら、今日は持ち前の右ストレートだけではなく、予想できなかった左フックでバトラー選手を弱らせた」
ディアス氏はそう言って今日の勝利を称えると、「カネロは日本での試合を是非したいんだ。それを迎え撃てるのは日本のスター選手、つまり村田になる。私はアラム氏や帝拳ジムの本田明彦会長と、年が明けたら交渉を本格化させていきたい」と話した。
「オリンピック前にカネロ戦で、オリンピック後にゴロフキン戦」となったら、村田が驚きの表情を見せたのも当たり前だろう。それでもファンにとっては、夢のカードだ。当の村田は「試合後なので大きなことを言いたくなるが、僕は帝拳プロモーションズの敷いた最高の道で一戦一戦、こなしていくだけ」と言うにとどめた。
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