【RIZIN】江幡塁、那須川天心の“リスク冒す”宣言に「来るならKO決着」
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』のセミファイナル「RIZIN キックボクシング特別ルール 3分3R 延長1R(56.0kg)」で那須川天心(21=TARGET/Cygames)と対戦する、江幡塁(28=伊原道場本部/新日本キックボクシング協会)が24日(火)所属ジムにて公開練習を行った。
江幡はたっぷり2ラウンドロープスキップで体を温めた後、伊原信一会長の持つミットへ強烈な右ストレート、右ミドルをヒット。伊原道場らしい全く手を抜かない本気のミット打ちからは、万全の仕上がりであることがうかがえた。
改めて今回の那須川戦への周囲の反響を聞かれると江幡は「以前から闘って欲しいという声があったんですけど、実際に決まってからは日本キックボクシング協会の方から『勝って欲しい』『伝統のスタイルの強さを証明して欲しい』と言われています」と大きな期待がかかっていることを明かした。
那須川のスタイルへの印象は「本当に器用な選手。空手が混じっていたりボクシングが上手だったりするファイターなので、対戦を楽しみにしていた」と那須川のバリエーションの広いスタイルを高く評価。その上で所属する新日本キックボクシング協会が“打倒ムエタイ”を掲げていることに触れ「打倒ムエタイというからには倒すキックボクシングが基本的なスタイルになる。今見ていただいた通りガードが高かったり、パンチはボクシングじゃないキックボクシングの打ち方、キックもムエタイのキックではなくキックボクシングのキック。どこもまざりっ気のない生粋のキックボクシングを学んでいます」と、歴史と共に築き上げられてきたスタイルで勝負する構えを見せ、那須川との対戦は「すごくかみ合うと思う」と激しい試合になる予想を見せた。
那須川がこの前日に行われた公開練習時に「(江幡の得意な)右ストレートも右ローも当たらない」と宣言したことに対しては「彼もスピードに自信があると思う。右ローとストレートが当たらなくても色んな攻撃があるので気にしていない」とどこ吹く風。さらに「(大晦日なので)祭りというかリスクを冒しても行く」と語ったことにも「大晦日の舞台は僕にとって有利。ポイントで逃げるような戦いは(那須川は)選ばないと思う」と那須川の姿勢は有利な材料であると自信を見せた。
これまで対戦してきた相手とは異なるスタイルを持つ那須川対策として、双子の兄・睦に“仮想那須川”を務めたかという問いには「そんなに器用じゃないですね(笑)」と笑顔を見せた江幡は特別な対策は立てていないといい、「基礎ができていれば大技は攻略が可能。珍しい技でも基本的な軸は変わらないので、基礎をやっているのが僕たちの強み」とあくまで自らのスタイルを崩さない強さを見せた。
「日本で一番盛り上がってる格闘技イベント」と評した大晦日のRIZINのリングに立つ江幡は、改めて那須川のKO宣言に対して「KO狙ってくるならKO決着」と真っ向勝負の構え。日本キックボクシング界の歴史に刻まれる世紀の一戦に向け、江幡は静かに、そして熱く闘志を燃やす。
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