【ボクシング】井岡一翔、サウスポー対策に五輪2連覇のラミレスとも仕上げ「大晦日いいアピールを」
12月31日(火)大田区総合体育館にて行われる『WBOスーパーフライ級タイトルマッチ』にて初防衛戦を行う井岡一翔(30=Reazon大貴)が26日、都内ジムにて記者会見及び公開練習を行った。
対戦相手は同級1位ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)。11勝(5KO)無敗、1無効試合の左ボクサーファイター。
井岡はシントロン戦に向け米ラスベガスで約2カ月に及ぶキャンプを行った。
「ボクサーとして成長するというテーマを持って、自分自身と向き合って葛藤しながら試合に向けた2ヶ月だった」と語り「練習でやってきたことは前回の試合のときよりも上積みされている。しかし試合のリングで出せないと意味がない。それを出して、見ている人たちに分かってもらいたい」と仕上がりの良さを伺わせた。
シントロンの対策としては「相手は足を使って動く選手。どう捕まえるのかがポイントになる。そこの駆け引きを練習してきた」とし、久々のサウスポー相手に対しては「トータルで120ラウンド近くスパーリングした。スパーを始めてサウスポーに対し違和感を覚えるということは特に無かったので、苦手な感覚はない。」という井岡。
スパーリングパートナーの中にはサウスポーで、ロンドン、リオデジャネイロで五輪連覇および2階級制覇のロベイシ・ラミレス(26=キューバ)も加わった。ラミレスは今年8月にプロデビュー。11月9日にはKO勝利し、その後井岡のキャンプに途中参加した。
「試合を終えて間もなかったのですが、五輪2階級制覇のラミレスと拳を交えいい経験になった」と充実したキャンプだったようだ。シントロンはロンドン五輪ベスト8のサウスポー。2度金メダルを獲っているサウスポーのラミレスとの練習は大きな自信になっただろう。
「できることはやってきた。久しぶりの防衛戦を大晦日という日にできるというのはいろんな意味でもアピールできるし、勝てばまた次に繋がる。しかしそこは考えすぎずに、自分の目指すべき場所に行くためにもクリアして行きたい」と目の前の戦いに集中すると意気込んだ。現在調整中の井岡は公開練習では準備運動からシャドウと軽く汗を流しジムを後にした。
♢選手データ
・井岡一翔(王者)
1989年3月24日 大阪府堺市出身(30歳)
身長165cm リーチ169cm 構え:右
戦績:24勝(14KO)2敗
タイトル:獲得世界王座=元WBC世界、WBA世界ミニマム、元WBA世界ライトフライ、元WBA世界フライ、現WBO世界スーパーフライ
・ジェイビエール・シントロン (挑戦者・同級1位)
1995年2月8日 プエルトリコ出身(24歳)
身長:168cm 構え:サウスポー
戦績:11勝(5KO)無敗、1無効試合
主なタイトル:ロンドン五輪ベスト8
●編集部オススメ
・井岡の表彰式で目立ちすぎのラウンドガールは、まさかのミスマガジン
・4階級制覇の井岡一翔「次は他団体王者と」IBF獲れば4団体制覇へ
・【ボクシング】リングガールも話題のトリプル世界戦、会場では声援も
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!