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【ボクシング】吉田実代、10歳下・高身長の挑戦者にも「持ち味を生かせばいいだけ」と初防衛へ自信

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2019/12/30(月)UP

高身長のリーピン(右)と並んだ吉田。7.7cmの身長差については「想定済み。チームでベストを尽くすだけ」と語った

 12月31日(火)大田区総合体育館で行われる『LIFETIME BOXING FIGHTS.3 トリプル世界戦』のWBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチに向け、王者・吉田実代(31=EBISU K’SBOX)と挑戦者シー・リーピン(21=中国)が29日、予備検診に臨んだ。

 頂点にあと一歩及ばずの苦節続きだった格闘技人生を脱却し、ボクシングで世界を制した2019年。これを吉田は「チャンピオンになった自覚が芽生えた年だったので、王座に就いたまま新年を迎えたい」と胸中のプライドを報道陣に語った。

17年10月、自身より16cm身長が上回る高野人母美(上)にパンチのヒット数でリードし勝利した吉田

 世界戦行事の合間には、一女の母として保育園に行ったりなど、育児もこなした。「娘がいることで癒しの時間を得られる。ここから試合まではもうトレーニングもしないので彼女と一緒にいたい」と感謝した。対戦するリーピンの印象については「10歳離れているので若くてかわいい。勢いがあって良い試合になりそう」と語った。これまで高野人母美(当時・協栄)など高身長の選手とは実戦のみならずスパーリングでもよく拳を交えてきたので、自身が7.7センチ下回ることは気にならない。「持ち味を生かせばいいだけ」と磨き上げたファイトスタイルに自信を示した。

 一方のリーピンも、吉田のようなファイタータイプと十分にスパーリングを重ねてきたと豪語する。吉田と対面した印象は「素敵なママさん」。初の日本滞在では「試合が終わったら富士山に行きたい」と語った。

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