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【ボクシング】世界王者・吉田実代に挑む、アジア王者リーピン来日「勝って東京観光したい」と意欲

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2019/12/29(日)UP

大みそか、WBO女子世界Sフライ級王者・吉田実代とのタイトルマッチに臨むリーピン

 12月28日(土)行われた『LIFETIME BOXING FIGHTS.3 トリプル世界戦』の公開練習で、外国勢唯一、姿を見せなかったシー・リーピン(21=中国)は、日本時間の28日昼過ぎに来日。そのまま宿舎に入った。リーピンは12月31日の大田区総合体育館でWBO女子世界スーパーフライ級王者・吉田実代(31=EBISU K’s BOX)に挑む。

 現在もWBC女子アジア同級王座を保持しているリーピンは、その防衛戦として、今年6月、陝西省・西安での興行で 前OPBF東洋太平洋女子バンタム級王者の平安山裕子(平仲)から判定勝ちを収めている。
 15歳で始めたボクシングで、171cmの高身長を生かし、高校生対象の国内選手権でベスト8、18歳から23歳までを対象にした同選手権ではベスト4に入った。プロ戦績は7戦5勝(2KO)2敗。

 体重はあと300グラムから400グラムのオーバーで、真冬の東京滞在については「西安のほうがもっと寒いから」と気にならない様子。ふとガイドブックを手に取っては「とても綺麗な街」と余裕を見せつつも「勝って東京を観光したい」と意欲を伺わせた。

「勝って東京を観光したい」という意欲も伺わせた

 この試合に向けては「3か月の準備期間があったので、それを発揮したい」と語ったリーピン。同行しているトップキング・プロモーションのワン・フェイ代表は、日本で高校、大学を卒業した経歴の持ち主でもある。「この周りは中華料理屋が多いから、試合後まで食べ物に困ることはないですね。試合前は果物を食べさせて、胃に負担をかけさせないようにします。終わった後はラーメンの人気店にでも連れて行こうかな」と、生活にまったく不自由なしと言うように語った。なお、中国国内でワン氏は2つ経営しているジムのうち、西安市内の『王者ボクシングジム』でリーピンを指導者としても雇用しているとのこと。

 今年6月にWBO女子アジア・パシフィック王者ケーシー・モートン(米国)との王座決定戦で王座に就いた吉田は一女を育てる「シングルマザー」としても話題を集めてきた。初防衛戦の今回はこのチャイニーズ旋風とどう拳を交えていくのか。(善理俊哉)

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