【ボクシング】吉田実代、初防衛もKOならず悔し涙「次回こそ倒したい」
12月31日(火)大田区総合体育館で行われたトリプル世界戦『LIFETIME BOXING FIGHTS.3』のトップバッターとしてリングに上がり、WBO女子世界スーパーフライ級王座の初防衛に成功した王者・吉田実代(31=EBISU K’s BOX)。
大差の判定勝利で王座を守った吉田だったが、リング上でのインタビューで悔し涙を見せた。そこには、“戦うシングルマザー”という注目などの中、王者としての高い意識があった。
いざ出陣。そう気を引き締めて自宅を出発する直前、長女の実衣菜ちゃん(4)が指示を出した。「今日はまずボディから攻めて、ガードから顔面にワンツーだよ。分かった?」
身振り手振りを加えてそう言われたと吉田が振り返る。
事前に豪語することはなかったが、今回は今まで以上にハードなフィジカル・トレーニングを行い、初ノックアウト勝利への手ごたえを感じていたという。しかし今回もノックアウトを逃したことで、試合後に涙が出たと話した。
「ふがいなかった。7ラウンド目の右クロスは相手が効いたのが分かったけど、結局、今回もノックアウトをできずじまい。2020年…というか次回こそ倒したいです」
退場後の控え室でもそう誓った吉田。“戦うシングルマザー”という注目にもポジティブで、「周りのサポートや皆さんの協力があってこうやって好きなことを追いかけ、今は仕事にすることができている。母でもあるけど、一人の人間として自分の人生を生きるのも、1つのモデルケースとして、子供の教育になっていると思う。観る人にも元気を与えていきたい」と話した。
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