【RIZIN】朝倉海にTKO勝ちのケイプ「彼の今日の動きでは俺には勝てない」
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて開催された『RIZIN.20』のメインイベント(第15試合)で行われたバンタム級王座決定戦で、マネル・ケイプ(26=アンゴラ/AKA Thailand)が朝倉海(26=トライフォース赤坂)を2R0分38秒KOで破り新王者となった。
両者は2018年5月の『RIZIN.10』で対戦し、朝倉が2-1の僅差で判定勝ちを収めている。しかし、ケイプは判定を不服とし、事あるごとに再戦をアピールしてきた。
朝倉は今年8月に当時RIZINバンタム級王者の堀口恭司に1RKO勝ちを果たし、大みそかは朝倉と堀口がバンタム級のベルトを懸けてリマッチをする予定だったが、11月に堀口が練習中の怪我で欠場決定(後にベルト返上)。するとケイプは早速自身のSNSで再戦をアピールし、今回それが実現し、試合では見事にリベンジを果たすと同時に王座を獲得した。
試合後インタビューに応じたケイプは、試合の感想について「非常に良い気持ち」と語り、ベルトを肩に抱えながら、笑みを浮かべていた。一方、朝倉の印象については「試合が始まると同じ事だけじゃなくて、動き回ったり、いつもと違う動きをしてきたので、それには対応出来た。戦ってみて、今日は彼は俺に勝つことは出来ないなという風に感じた」と語り、ケイプの中では朝倉を捻じ伏せることが出来たことに満足している様子だった。
一方、朝倉も、ケイプとは別で会見に出席「ケイプはパンチの反応も良く想定外の部分もあった。勝つことを想定していたが思うように動けなかった」とケイプが言うように朝倉はベストな動きではなかったようだ。
第7試合では、バンタム級王座への次期挑戦者権を懸けた一戦で扇久保博正が石渡伸太郎に勝利し、試合後のマイクで「次、多分春にタイトルマッチやらせてもらえると思うので、また盛り上がる試合をするんで期待していてください」と、王座挑戦に向け意気込んでいた。
ケイプの次の対戦は扇久保と予想されるが、「扇久保選手はストリートファイトが得意なタイプだと思うので、それでは俺相手には体力が持たない。もし、挑戦してくるなら、いままでの4倍も5倍も練習しなくてはいけない。1ラウンドは持つかもしれないが、2ラウンド以降は持たないと思う。練習に練習を重ねて挑戦するしかない。誰であろうが、自分と戦う状況、自分を考えながらトレーニングする状況は非常に気分が良いので、この状況を続けていきたい」と不敵に語った。
新王者ケイプ、連勝にブレーキのかかった朝倉、次期挑戦者の扇久保をはじめとするバンタム級四天王(他3名は石渡、元谷友貴、佐々木憂流迦)、そして前王者の堀口。混迷の様相を呈してきたRIZINバンタム級戦線に果たしてケイプは何度防衛を重ねることができるのか注目される。
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