【UFC】マクレガーの復帰戦、“激闘王”セローニと「すごくいい試合になる」(高阪剛)
1月18日(土=日本時間19日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで『UFC246』が開催される。
メインカードはウェルター級マッチ。元UFCライト級&フェザー級2冠王、コナー・マクレガー(31=アイルランド)が1年3カ月ぶりに復帰し、“激闘王”ドナルド・セローニ(36=米)と対戦する。
この格闘技ファン注目の一戦についての見所を”世界のTK”こと高阪剛(49)が語った。
高阪はマクレガーがハビブ・ヌルマゴメドフに敗れて以来、1年3カ月ぶりの復帰戦については「そもそも身体が衰えて引退表明したわけじゃないし、しっかりと試合に向けて作り込んでくることは可能だと思う」と言う。
前戦のヌルマゴメドフ戦では4Rにチョークで一本負けを喫したが「相変わらず打撃を当てる技術は非常に高いものを持っているし、プレッシャーをかけて追い込んで、パンチを当てていく、マクレガーらしい試合をやろうとしていたことは見えたので。あの戦いができるなら、まだまだ期待できると思いますね」と高いパフォーマンスを発揮できる可能性を語った。
今回の対戦相手のセローニは36勝のうちKO勝ち10、一本勝ちは17と、打撃もあるが、サブミッションの方がフィニッシュ率が高い。寝技が弱点と言われるマクレガーについて高阪は、セローニのグラウンドには付き合わず、極力グラウンドの前に仕留めることに注力すると予想。
さらに両者は連敗同士。マクレガーは前戦のヌルマゴメドフの前には17年8月にボクシングでメイウェザーに10RでTKO負けしているが、勝ちに飢えた気持ちが名試合を生み出すとも。
「お互い“勝ちたい”っていう気持ちが、ものすごく強い状態での試合になると思うんですよね。その一方で、メンタル的には2人とも、“負けない試合をやってまで勝ちたくない”と思っているフシがあるんですよ。だから“どうやったら勝てるのか”という、前向きで攻撃的な考えでオクタゴンに上がるはず。いわば、“勝ちに飢えている”状態なので、お互いが仕留めにいく戦いをすると思うので、すごくいい試合になる可能性が高いですね」
打撃戦となると、身長はセローニが8センチ高く、リーチはマクレガーの方が3センチ長いが、
「セローニは広いスタンスで腕を開く構えなので、ストレートが当てやすいのはマクレガーかなと思いますね」と高阪。
セローニについては「あれだけ激戦を続けていたら、ダメージはどうしても蓄積します。だから正直、フラッシュダウンとか、意識が一瞬飛ぶ回数というのは、セローニの方が増えている可能性は高い。逆にマクレガーの方は、長い期間を休んでからの試合になるので、頭のダメージはきれいになくなっていると思うんです。その中で、倒しに行く前提の打撃をしてくるから、セローニはそれをもらわないようにしないと、身体はピンピンしていても、気がついたらパタッと倒れているようなことも考えられます」と激戦のリスク指摘した。
“激闘王”セローニは自分らしい戦い方をしたいが高リスク、しかしディフェンシブな戦い方はしたくない。そんな中で準備をしてきていると高阪は言い「まずはファーストコンタクトに注目してほしいと思います」と、どのような戦い方をするのか最初の1分で分かるので、まずは序盤に注目と語った。
なお、この一戦はWOWOW『UFC-究極格闘技-』で生中継される。
取材:堀江ガンツ
番組情報
『生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC246 in ラスベガス UFC最強問題児マクレガー、全世界待望の復帰戦!』
1/19(日)午後0:00[WOWOWライブ]生中継
1/23(木)深夜0:00[WOWOWライブ]リピート
(両日ともWOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
【対戦カード】
<ウェルター級> コナー・マクレガー vs ドナルド・セローニ
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