【HEAT】レジェンドのアーツ&バンナが前日計量「戦友としての絆がある」(アーツ)
1月19日(日)東京・ニューピアホールで開催される『HEAT46』の前日計量が18日(土)15:00より都内にて行われた。
今大会はK-1のレジェンドである、ピーター・アーツ(49=オランダ)とジェロム・レ・バンナ(47=フランス/MMA FACTORY)が参戦する豪華カードとなった。両者はこれまで4回対戦してアーツが3勝、バンナが1勝としており、”キックボクシング界のレジェンド”としてファンを熱狂させた戦いが現在にも語り継がれている。今回は長い時を経て、それぞれ違った対戦相手と対戦することになった。
アーツは『HEATキックルールスーパーヘビー級ワンマッチ 3分3R』で、元JーNETWORKヘビー級王者・楠ジャイロ(45=TEAM JAIROKUSUNOKI)と対戦する。両者は計量を行い、アーツは107kgでジャイロは120.5kgとなった。
アーツはK-1で3度優勝を成し遂げ、20年近くも世界トップクラスに君臨したレジェンド。2013年のGLORYで”引退試合”を行うも、15年の大晦日にバンナの代役でMMAルールの試合に緊急参戦した。17年にはオランダで”母国の引退試合”を行ったが、「65歳まで試合が出来たら」と現役を続ける気満々で、今回HEATに参戦することになった。
楠はプロボクシングで8勝(4KO)4敗の戦績を残してキックボクシング&MMAに転向。昨年11月のHEATでは、マイティ・モーを延長戦の末に判定で破っている。今年3月にはバンナとキックルールで対戦し、ローキックでKO負け。今回が再起をかけた大一番だ。
意気込みを求められるとアーツは「皆さんこんにちは。日本に戻って来ることができてとても嬉しいです。私は長い間戦ってなかったですが、良い体に仕上がっています。明日は頑張ります」と調子は良さそうで、明日の試合に向けて意気込みを語る。
何度も対戦したバンナと、同大会で日本のリングに上がることに関しては「これまで数々の対戦を彼としてきたが、戦友としての絆があります。同じ大会で戦えるということは非常に嬉しいです」と強い思い入れがあるようだ。
対するジャイロは「明日の試合のために練習をしっかりして来ました。いつも通り、お客さんが喜ぶために良い試合を見せたいと思います」とファンが望む試合を見せると誓った。
バンナは『HEAT総合ルールヘビー級ワンマッチ 5分3R』でキム・チャンヒ(韓国/GEEK GYM)と対戦する。バンナは120kgで、チャンヒは147kgの計量結果となった。両者は計量を終えて、その後の会見に出席した。
バンナは1995年からK-1ヘビー級で大活躍し、2001年からはMMAにも挑戦。昨年10月にRIZINで約4年ぶりとなる日本での試合を行ったが、ロッキー・マルティネスに敗れた。今年3月にHEAT初参戦で2RにローキックでKO勝利、続いて7月にも強烈な右フックでKO勝利、健在ぶりを見せつけた。
チャンヒは韓国版”バタービーン”とも呼ばれる超巨体ファイター。身長188cm、160kg。キックボクシングでは40戦以上のキャリアを誇り、24勝の白星を挙げている。
今年9月のRIZINでヘビー級の新星・シビサイ頌真にアームロックで一本負けし、再起戦となる。
バンナは「このような機会を作ってくれて本当に感謝しています。明日は東京でHEATの歴史を作って激しい戦いがしたい」と”レジェンド”でありながらも、新たな歴史を作ると意気込む。
アーツが自身について語っていたのを横で聞いていたバンナは「本当にK-1に出る前から(アーツを)尊敬していて、戦って自分が勝つこともあったしピーターが勝つこともあった」と振り返った。
「また最近では渋谷で遊んだことがあります(笑)仲の良いエピソードもあります(笑)また長い年月を経て、戦友と共に戦うことができて嬉しいです。また、ピーターのことが大好きです」と思いを熱く語った。
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