村田諒太、アスリートの新財源支援サービスに賛同「自分より才能のあるボクサーは多くいた」
現WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は、2月5日、一般財団法人アスリートフラッグ財団が『スポーツ・ギフティング』と名付けて新たに手掛けるクラウドファンディング系システム『Unlim』の発表会見で、賛同アスリートとして壇上に立った。
2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田は、プロデビュー時からスポンサーに恵まれたことを感謝した一方で「自分より才能のあるボクサーはゴロゴロいたが、経済的に恵まれず、選手生活をあきらめることが多かった」と分析。
日本チャンピオンのファイトマネー手取り額を100万円前後と仮定した場合、「年間2試合ならチャンピオンでさえ、“あなたの主たる仕事は何ですか”となる。ボクサーのためにアルバイトをしているのに、事実上、ボクシングがアルバイトで逆転している」とし「チケットや放映権など、既存の収益システムとは別のものも必要」と論じた。
この『Unlim』は、活動資金を求める現役アスリートに、「Unlim」公式サイト(https://unlim.team/)を通じてファンからの寄付金(ギフティング)をアスリートチームまたはアスリートに67%~83%受け取ることができるというもの。3か月に1度振り込まれる活動資金の補充タイプと選手引退後に一括して受け取る年金タイプを選ぶことができる。
2月5日現在で登録予定の格闘スポーツ関係では、ボクシングでは現WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗、女子レスリングでは18年の全日本女子オープン(シニア)50kg級優勝の中村未優、ロンドン五輪男子団体の銀の三宅諒など。
チームではJリーグのFC東京、プロ野球独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスなどが登録予定だ。アスリート・チームの事前登録を2月5日(水)より開始、2月19日(水)より本格始動する。
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