【ボクシング】年間MVPは井上尚弥、KO賞は村田諒太、年間賞 受賞者一覧
2月7日(金)に都内ホテルでボクシングの19年度の『年間優秀選手表彰式』が行われ、最優秀選手賞(MVP)にWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)が選ばれた。井上のMVP受賞は2年連続で3度目の受賞となる。
井上は19年5月、イギリスでWBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)準決勝でIBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に2RでKO勝利、WBA、IBF統一王者となった。11月の決勝ではる5階級王者でWBAスーパー世界バンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)と激戦を展開、11Rにダウンを奪う判定勝ちでWBSSを制した。
井上は5日グアム合宿を終了、授賞式は体調を考慮し欠席となった。
優秀選手賞に選ばれたのは井上を含む7人。19年6月に日本人初の4階級制覇王者となった井岡一翔(30=Reason大貴)、WBA世界ミドル級王者の村田諒太(34=帝拳)、WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗(28=BMB)、世界3階級制覇王者の田中恒成(24=畑中)、WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(26=ワタナベ)、IBF世界スーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑(30=セレス)。この中から井上がMVPとなった。
今回もMVPを井上に持って行かれたが、村田諒太はKO賞を受賞。19年は2戦しており、7月のロブ・ブラントとのリマッチで2RにTKO勝利しミドル級タイトルを奪取、12月のバトラー(カナダ)との初防衛戦も5RでTKO勝ちしている。
技能賞は日本人初の4階級制覇を達成し、大晦日にも初防衛に成功した井岡一翔が受賞した。
また女子では天海ツナミ(35=山木)が2年連続でMVP受賞。華やかな和服姿で登壇した。
アマチュア部門では岡澤セオン(24=鹿児島体育協会)と並木月海(21=自衛隊体育学校)がMVPに選ばれた。
2人は五輪代表の有力候補。代表の座をかけ3月の東京五輪アジア・オセアニア予選(ヨルダン)に出場する。
ロンドン五輪で金メダルを獲得している村田諒太は挨拶で「注目度でいうと東京五輪でメダルを獲るとなればプロ以上の注目度が集まると思う。そういった意味でボクシング界の大きな一年になると思う」と岡澤、並木に激励の言葉を送った。
【各受賞者一覧】
・プロボクシング(男子)最優秀選手賞(MVP)井上尚弥(大橋)=2年連続3度目
・プロボクシング(女子)最優秀選手賞 天海ツナミ(山木)=2年連続2度目
・アマチュア部門 最優秀選手賞(MVP)岡澤セオン(鹿児島体育協会)、並木月海(自衛隊体育学校)
・年間最高試合(男子) WBSS決勝 井上尚弥(大橋)vsノニト・ドネア(フィリピン)
・年間最高試合(女子) WBC世界フライ級王座戦 天海ツナミ(35=山木)vs藤岡菜穗子(44=竹原&畑山)
・世界戦以外の年間最高試合 WBOアジア太平洋ウエルター級王座決定戦 矢田良太(グリーンツダ)vs別府優樹(久留米櫛間&別府勇樹)
・優秀選手賞 井岡一翔(Reason大貴)、岩佐亮佑(セレス)、京口紘人(ワタナベ)、田中恒成(畑中)、寺地拳四朗(28=BMB)、村田諒太(帝拳)
・KO賞 村田諒太(帝拳)
・殊勲賞 村田諒太(帝拳)
・技能賞 井岡一翔(Reason大貴)
・努力敢闘賞 永野祐樹(帝拳)
・新鋭賞 中谷潤人(M.T)
・特別賞 田口良一(ワタナベ)、河野公平(ワタナベ)、福原辰弥(本田)、故・三迫仁志(元日本プロボクシング協会会長)
・優秀トレーナー賞 加藤健太(三迫)
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