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【RISE】神村エリカがメインの紅絹vs平岡琴を絶賛、若きファイターには奮起促す=大会総括

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2020/02/13(木)UP

アンバサダーの神村氏が大会を総括、メインの紅絹・平岡を絶賛しつつも「メインとその他の差が開きすぎ」と若手に苦言

 2月11日(火・祝)東京・新宿FACEにて行われた『RISE GIRLS POWER 2』。本大会終了後、アンバサダーを務める神村エリカ氏が総括を行った。

 最初に本大会全体を振り返り「メインとその他の差が開きすぎというくらい、平岡選手と紅絹選手の試合はベストバウト」とメインイベントを絶賛し、また同時にその他の試合内容に苦言を呈した。

「倒しきれない、攻めあぐんでるみたいな女子特有の試合になっちゃってる。RISE女子じゃなくて、ただの女子の興行になっちゃうので、それだと新宿FACE止まり」とさらなる苛烈さを要求する。

 前日の計量の際に「もう一回気持ちを入れ直して出場して欲しい」と檄を飛ばした理由を「試合に向ける思いが会見や計量に出るじゃないですか。そういうものが若干感じられなくてムカついて言った」と告白。「女子の中でトップにしたいというサポーターとの温度差が見えた」と、試合に向けたプロとしての構えに疑問を投げかけた。

ダウン応酬となったメインイベントを「やるかやられるかをフルで見せたのは素晴らしい」と絶賛

 それを踏まえてメインに話を戻すと「倒す倒さないの概念を超え、やるかやられるかの概念をフルラウンドで見せてくれたのは素晴らしかった」と改めて称賛。「チャンピオンレベルって限界が見えちゃうけど、それを見せない。(メインの二人は)ツートップじゃないですか。なかなか破るの難しい、と思わせてくれる試合だった」と、プロとしての姿勢に、アンバサダーとして”合格点”を出した。

 本大会は女子高生を含めた若いファイターたちの戦いが多く繰り広げられた。彼女たちを見た神村氏は「伸びしろの固まりですよね」と今後の可能性に大いに期待を寄せる。その上で「それぞれ個性はあるんでしょうけど、『若いよね』と言えるのは5戦まで。10代だから、高校生だからと許される世界ではない」と、16歳で世界王座を獲得した神村氏だからこそ言える厳しい視線で奮起を促した。

3連勝の愛弟子・AKARIには「優しく言うのは5戦まで」としながらも「長い目で育てていければ」と共にチャンピオンロードを歩む構え

 その10代ファイターの中には自身の愛弟子であるAKARI(TARGET)も名を連ねる。今回で3戦3勝とキャリアを伸ばしたがAKARIに対し、神村氏は「あの子も3戦目だし、自分と比べられることもあって、だからこそ注目してもらっていますけど、彼女は彼女。長い中でやっとチャンピオンになるような子だと思うので、じっくり自分も育てていければ」と長いスパンでの育成を計画。しかし、そんな愛弟子にも「あの子も5戦まで。こう言ってあげるのは」と厳しさを忘れなかった。

 総括の中で、徹頭徹尾「倒せること」「魅せること」を選手に求め続けた神村氏。7月に「RISE GIRLS POWER」第3弾の開催が発表されたが「土台ばっかりしっかりしているけど大丈夫か」と改めて奮起を促した。「レベルの高いものを軽量級でも見せていかないと(観客が)会場に足を運んでくれない」と危機感を募らせた神村氏。唯一無二の“RISE女子の興行”を成功させるため「選手一人ひとりに期待したいです」と、各選手の爆発に期待を寄せた。

☆2.11 「RISE GIRLS POWER 2」試合結果はこちら

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