【フィットネス】福田志保、ビキニで優勝しコンテスト2度目でプロ獲得の快挙=マッスルコンテスト
2/11(火・祝)、神奈川・カルッツかわさき(川崎市スポーツ総合センター)にて『マッスルコンテストジャパン』が開催された。
マッスルコンテストとは、アメリカ・カリフォルニアを中心に展開されてきた歴史あるボディビル・フィットネスの祭典で、日本では昨年に続き2回目の開催となった。
アマチュア部門では男子の『フィジーク』『クラシックフィジーク』『ボディビルディング』、女子の『ビキニ』『フィギュア』『フィジーク』の計6カテゴリー44クラスでコンテストを開催。各カテゴリーのオーバーオール(各カテゴリー優勝者で競技する)優勝者には、IFBBプロリーグ認定のプロカード(IFBBプロリーグ各コンテストへの参加資格)が与えられるが、今大会では、6カテゴリー中で日本人唯一のオーバーオール優勝者が出た。ビキニ部門の福田志保さん(32)である。何とコンテスト出場2大会目でのプロカードの獲得となった。
このビキニコンテストは、ボディビルは筋肉のつき具合やポージングが評価されるのに対し、ビキニはボディビルのような極度の筋肉の発達は減点対象で、筋トレしながらも均整がとれ、女性らしさ、健康的な筋肉美などが評価される。また過度に絞りすぎた場合も減点の対象となり、ポージングも品のある雰囲気まで求められる。
福田さんは3年前から筋トレを始めたが、継続するには大きな目標が必要と思い立ち、今年1月のマッスルコンテスト東京大会ビキニ部門に参加。昨年9月から本格的にポージングも学んだ。そしてコンテスト未経験者のみ参加可能なノービスや一般の年齢別部門、そしてオーバーオールで総合優勝した。このことでさえ快挙なのだが、まさかコンテスト2度目のこの国際大会で総合優勝しプロに昇格したのだ。このようなことは滅多にあることではなく、プロカード獲得者は国内で数人のみしか獲得していない狭き門の中での獲得だった。
今回は前回よりも更にポージングが柔らかく優雅になっていた福田さん。ポージングの師匠である『コンテストアスリート』養成のジムを主宰する宮田みゆきさんと前回の反省点を修正して、ポージングを繰り返し練習したという。
優勝後のインタビューでは「先月にデビューして、プロカードもいただいて、信じられないです。10日前におばあちゃんを亡くし、形見の指輪をつけてステージに立ちました。(優勝した姿を)見せたかったです。前回は固い笑顔でステージに立ってしまいましたが、おばあちゃんを見送るために、今回は柔らかい笑顔で立とうと思っていました。孝行ができたなかたって思います。(前回大会からの調整は)トレーニングのボリュームや重量は変えずにやっていました。トレーニングよりも、どちらかといえばポージングに力を入れました」と喜びを語った。
また、本イベントの目玉となったIFBB(国際ボディビルダーズ連盟)プロリーグ認定のコンテストである「IFBB Pro League BIKINI」では、世界各国から選ばれし9名(海外9カ国)の選手が出場し、“美”の頂点を競った。
審査は昨年3位のニッタヤ・コンサン(27=タイ)と昨年弱冠17歳で2位と注目を集めたビアトリス・ビスカイア(18=ポルトガル)がポージングで中央に呼ばれるなど競い合ったが、優勝はニッタヤ・コンサンに輝いた。
福田さんは今回プロカードを獲得したことで、今後はこのマッスルコンテストの世界各国のプロビキニコンテストに加わる可能性も出てきた。そこで優勝すれば世界最高峰の大会の『オリンピア』に出場できる。今後の福田さんの活躍が期待される。
なお、このイベントでは、コンテスト会場とは別に、会場の大体育館では筋肉の祭典らしく、力自慢のパワーコンテスト(重いものを持ち上げての移動、大きなタイヤをひっくり返すなど)、チーム制の綱引きチャレンジや、一般の人向けにパワーコンテストの体験も盛況だった。更にサンドバッグやマットが敷かれたブースでの格闘技体験イベントがあり、マスタージャパンのMMA選手である弘中邦佳や黒部 三奈がメイン指導に当たり、ゲストで桜庭和志、所英男来場し記念撮影にも応じていた。格闘技未体験で「グローブをはめてみたい」「サンドバッグを蹴ってみたい」という体験者も多く、来場者は筋肉プラス格闘技を満喫していた。
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