2020/02/14（金）UP
（最終更新：2020/02/14 09:23）

朝倉未来が格闘技界への処方箋を語る

　2月22日（土）静岡・浜松アリーナにて開催される『RIZIN.21』のメインを張る、朝倉未来（27＝トライフォース赤坂）が公開練習を行った。朝倉はRIZIN MMAルール68kg契約の一戦（5分3R）で、ダニエル・サラス（31＝メキシコ）と対戦する。

　かつてストリートファイトを日常とし、少年院入所経験も持つ朝倉。大晦日のマカパ戦前には、愛知県の少年院を訪問するなどしている。
　RIZIN地上波中継の常連となり、昨年始めたYoutubeチャンネルも100万登録者目前と”アウトロー少年の希望の星”となっている朝倉だが「不良やヤンキーみたいな子の代表という意識は無いです。僕は一般的に悪いことをしてきたとされていますが、そんなに後悔はしていないし。自分らしく生きてきたのを、周りが『グレてた』と言っていただけ」と、自分は自分だと言う。

格闘技でもYoutubeでも冷静な”分析力”で成功を収めてきた

　しかし「そういう子たちは根が良い子だということを知っているので、その人たちのやりたいことが見つかったらいいなとは思っています。僕の姿を見て励みになったら、光栄なこと」とも語る。

　Youtubeという媒体を使い、従来の格闘技ファン以外の多くの人に『RIZIN』や格闘技を広める結果になっているが「自分は総合格闘家として、総合格闘家全員をリスペクトしています。（昨年ワールドカップで話題をさらった）ラグビーが気になっていたんですけど、同じように格闘家も世間的に注目されて、リスペクトされればいいなと思っています」と格闘技をマスにしたいと言う。

冷静な試合運びの中にも、飛びまわし蹴りなど大技を当て魅せる

　そのためには「女性のファンをもっと増やしたらいいなと。女性が増えると、全体的にファンが増えると思う」と女性人気がこれからの格闘技界のキモだと語る。
　自身のYoutubeチャンネル登録者の男女比は「以前は3%だったのが、8%くらいに増えました。少ないですけど、良いことかなと」と、女性人気も少しずつ獲得している。

　しかし「僕はあまり女性受けしないタイプなので、そのための努力は特にしませんが、イケメンファイターたちが女性ファンを増やしてくれると嬉しいな」とイケメン選手たちに役割分担を求める。

　さらに「PRIDE時代は、半分くらいは女性だったと聞きました。華のある選手が多かったんじゃないですかね。一時期、草食系男子がモテみたいな風潮がありましたが、今また『強い男がカッコいい』みたいになってくれてるんで、有名人などでそういう人が増えてくれればいいかな」と期待をかける。

　プロレスは人気低迷から女性からの人気が急上昇し、新日本プロレスをメインに人気沸騰。プ女子（プロレス女子）なる言葉まで誕生した。確かに女子は人気の鍵となりそうだ。当分、朝倉の格闘技人気を広める担当は男子となりそうだが、少しでも女子に朝倉の良さを分かるインフルエンサーなどが現れたら一躍人気となるかもしれない。

　朝倉は女性が持つ自身のイメージを解くように「僕は肉食じゃないですよ、見た目は肉食ですが」と女子ウケ上昇中の”アスパラベーコン男子”を自認してみせた。

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