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ジークンドー継承者の石井東吾がワン・インチ・パンチ演武(動画あり)

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2020/02/24(月)UP

石井東吾氏が司会の大ももちを相手に解説する

 ブルース・リーが創始したジークンドー(截拳道)。
 リーの晩年の最終形態”ファイナル・ステージ”を継承する武術家、石井東吾(ジークンドー・ジャパン)が、去る2月16日に行われた『第2回敬天愛人アマチュア大会』にて模範演武を披露した。本大会は格闘家・菊野克紀が主催し“親が子どもに見せたい格闘道”を提唱する異種格闘技イベントだ。

 石井はブルース・リー生前最後のプライベート・スチューデント兼スパーリング・パートナー、テッド・ウォン氏の元で研鑽を積み、ジークンドーのひとつの完成形であるブルース・リーの晩年のスタイルを受け継いだ日本人の一人だ。指導者になって10年で、その武術を学ぶべく石井の元には東京・埼玉・群馬でプロ格闘家を含む多くの人々が集う。

ワン・インチ・パンチで驚異的なパワーを示した石井東吾

 演武では、ジークンドーの核となる技法であるストレート・リードの紹介、そしてジークンドーの象徴的技法のひとつ、ワン・インチ・パンチの実演へ。

 今大会の参加者の中からワン・インチ・パンチを受ける人を選出し、石井が猛烈なワン・インチ・パンチを繰り出すと、受け手は背後に用意された椅子ごと吹っ飛び、会場からはどよめきが起こった。受けた選手は、しばしうずくまった通り、その打撃力が身体の表面のみならず、内部にまで浸透する威力を発揮しているのが伝わってくる。

神速で金的蹴りを披露する石井東吾

 最後に、ロングレンジにおいて相手の攻撃を誘い出すステップを用いての蹴り技やカウンター攻撃を含め、ポジショニングの重要さを実演を交えて解説した。

 本大会の終了後に多くの大会参加者たちが石井からワン・インチ・パンチを体感すべく列をなした。大会選手たちが更に成長すべく自身の格闘術に生かしていこうと言う姿勢が伺える。

プレゼンターも果たした石井東吾、隣は沖縄拳法・山城美智師範

 石井は「ブルース・リーの伝えたジークンドーはシンプルな動きの中に様々な科学的な構造が存在します。今後は、偉大な師から受け継いだ技術と意思、ジークンドーが持つ武術としての価値と魅力を世界に発信して行きます。最後に、演武の機会を与えていただいた、菊野克紀先生に心から感謝致します。」と述べた。

(取材/文:上田優子)

▼【動画】敬天愛人アマチュア大会での石井東吾の演武

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