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【レベルス】タネヨシホが階級を上げ復活、10kgの減量苦で戦ってきた過酷さ語る

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2020/02/25(火)UP

大崎一貴にフルスイングラッシュを仕掛けるタネ

 2月29日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.64』。本大会で行われる「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」に出場するタネヨシホ(20=直心会)は、1回戦でKING強介(35=team fightbull)と対戦する。

 18年、大崎一貴とのKNOCK OUTフライ級王座トーナメント準決勝戦での5Rでの鬼気迫る打ち合い(タネの5RTKO負け)や、一貴の弟・孔稀との5R逆転KO勝利で”激闘派”として一躍名を上げたタネ。
 しかし昨年4月、石井一成の持つKNOCK OUTフライ級(51kg)王座に挑戦する際、2.4kgオーバーの体重超過と体調不良で欠場となってしまった。

 当時のタネの通常体重は61~62kg。毎試合ごとに10kg以上の減量が必要だったタネは、毎回コンディション不良のままで試合に臨んでいたという。

二度のダウンを奪われるも、怒涛のラッシュでTKO勝利するタネ

 タネは当時を振り返り「会長にずっと教わってきたのは『打たれないで打つ』なんです」と打撃ファイターとして理想のスタイルだったが、過度の減量で体調は悪かったと語る。
「足でしっかりと踏ん張れてないのにパンチを思いっきり振るからよくコケてましたし、すぐに疲れてしまった」と疲れゆえにフットワークも使えなかったとも。

 大崎兄弟との激闘も「8割、試合を諦めていた」という。「しんどいし、疲れ切ってて、両方とも5R目は『これで無理やったら倒れよう』と思ってました。3分なんて、もたへんのは分かってたから『30秒間ラッシュして、無理やったらあきらめよう』と。そうしたら、たまたま(孔稀戦では)10何秒で相手がへばって倒れてくれた、というだけです。最強に『開き直り』ですね」と、最終ラウンドが”激闘”だった理由を語る。

 階級を上げることを考えるも、オファーが来るのはフライ級(51kg)での試合ばかり。
 昨年4月、計量失敗した石井戦前にも「毎回減量でしんどい思いをしましたけど『前回も何とかなったから、まあいけるか』と思ってしまった」とオファーを受けたと言う。

 結果、試合は不成立。対戦相手や主催者に謝罪し、SNSでは格闘技ファンに「プロ失格」と罵られたが、それだけでは済まない。タネ自身も、計量オーバーのペナルティで借金を背負った。

 昨年11月、石井戦での借金の返済が終わり、ようやく練習を再開出来たという。そのタイミングで、関西のキックボクシングイベント『BORDER-KICKBOXING』、さらに「REBELS55.5kg初代王座決定トーナメント」のオファーが来た。

 今年1月に行われたBORDERでは、韓国王者イ・ジェオクにボディで2回ダウンを取って判定勝ち。55kg契約の試合だったが「減量が少なくて、体調も良くて。やっぱり『精神的な負担』が全然違うんですよ。練習して、少し食事を抑えたら大丈夫です」と減量苦から解放されての勝利だった。

強打で鳴らす1回戦の相手・KING強介

 次戦、KING強介戦は「お互いにパンチ力があるので、どっちかが先に当てて、どっちかが倒れる」とKO決着は必至のようだ。しかし「『打ち合いでお客を楽しませる』とかはもうしんどいです」と苦笑するタネ。「もしかしたら思いっきりアウトボクシングして『何が悪いんや!しんどいわ!』と叫んでしまうかも」とも笑う。

 タネが”適正体重”で戻ってくる。1年の時を経て、どのような戦いを魅せてくれるのか。

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