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【レベルス】新環境で開眼したKING強介、タネヨシホとの試合は「100パーセント倒し合い」

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2020/01/22(水)UP

神戸から三重に拠点を移し新生活を送るKING、新たな環境の中で至った新境地を語った

 2月29日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.64』。本大会で行われる「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」に出場するKING強介(35=team fightbull)のインタビューが主催者を通じ届いた。

 KINGは26歳からキックを始め、2011年7月に27歳でプロデビューした遅咲き。2018年2月にREBELSに初参戦し「西からREBELSを荒らしに来ました」という名セリフと共に連戦。同8月にKOUMAを下し、REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級の王座を手にした。

 その後もREBELSを主戦場に名の通ったトップファイターらとしのぎを削っていたが「妻の両親が倒れてしまい、介護のために妻は子供たちを連れて実家に帰ることになりました」と、家庭の事情により環境は一変。「僕は神戸で大工の仕事を続けながら単身赴任でしたが、実家と離れた1年半でだいぶ滅入りました」と精神的に追い詰められ、大野貴志、HIROYUKIに連敗を喫したのを機に「全部辞めて、家族のいる三重県に帰ろう」と決意したという。

強打でREBELS-Muaythai王座など三冠を獲得したKING、現在は週1回のジムトレーニングに基礎トレーニングを加え鍛える

 妻の実家での新しい生活をスタートさせたKING。新たな仕事を得るべく飛び込んだのは「宮大工」の世界だった。同じ大工でありながら、これまでKINGが積んできた住宅建築の経験が全く活かせない、まさに一からのスタートだったという。「大工の世界では『一番は宮大工』と言われる」というKINGは、毎日怒られながらも「一番を目指したい」と奮起。「受け入れてくれる環境があることに感謝」と、現在も日々修行に明け暮れている。

 キックの世界からも引退を覚悟して移住したKINGだったが、自然と練習する仲間が集まってきた。「チャンピオンに教えて欲しい」と20代の若者らが集ってきたことに「REBELSで頑張ってきてよかった」と感謝の気持ちを抱いたというKING。現在はボクシングジムを間借りしながら週1回、指導を兼ねた合同練習。自身はその他にも計週6回、周囲の山などの環境を活かしたトレーニングを行っているという。

フライ級で大暴れしていたタネ相手の一戦に「100%倒し合い」と真っ向勝負を予告するKING

 仕事や練習環境もでき、新たな生活が軌道に乗り始めた中、山口元気REBELS代表からトーナメント参戦のオファー。KINGは即答で「出ます」と回答したという。トーナメント出場が決定してからは、親戚であるMMAファイターの石原夜叉坊が練習のサポートを引き受け、また自身も山口道場や京都野口ジムへの出稽古で準備を整えた。

 トーナメント1回戦の相手はタネヨシホ(直心会)に決定。「タネヨシホ選手なら100パーセント倒し合いですね。最後まで経っていられるのはどちらか、ぜひ楽しみにして下さい」と、KINGは試合を楽しむ構えを見せる。
 直近2連敗の1試合目である大野戦では、王者として「他団体のチャンピオンに勝たなあかん」と楽しむことを忘れていたKING。その後ベルトを返上し開放された気持ちで臨んだHIROYUKI戦では、試合中に「楽しいな」と感じる新境地に至った。

昨年11月の会見において、KINGは最年長らしく落ち着いた大人の余裕を見せた

「僕が戦う上で一番大事にしているのが気持ち」というKINGは、新境地に至った今の自分をぶつけ「勝っても負けても見ている人の心に残る試合を」と、真っ向勝負の殴り合いを信条とする原点に立ち戻っていた。

 最後にKINGは「今僕についてきてくれている若い子らに『今の環境でも頑張ればやれるんや』と教えたいし、見せたい」と決意表明。復活のKINGの拳が、REBELSの新たな歴史を切り開くか。

☆2.29 REBELS 対戦カード、イベント情報はこちら

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