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【DEEP JEWELS】ミクロ級トーナメント決勝でアムと古瀬美月が激突、勝てばしなしvsにっせーの勝者と統一戦か

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2020/03/06(金)UP

新設のミクロ級王座決定トーナメント決勝はアム・ザ・ロケット(左)vs古瀬美月(右)

 5月6日(水・祝)東京・後楽園ホールにて開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 29』の対戦カードが発表された。

 今年2月より行われている「DEEP JEWELSミクロ級王座決定トーナメント」の決勝戦を5月大会で実施。1回戦を勝ち上がったアム・ザ・ロケット(23=Tarnthong Gym)と古瀬美月(19=Y&K MMA ACADEMY)の両名でタイトルが争われる。

 アムは今回のトーナメント優勝の大本命。ムエタイ80戦以上のキャリアから生み出される打撃力と、これまで挙げた5勝が全て一本という極めの強さを併せ持つ。昨年3月にDEEP JEWELSに初参戦すると佐藤絵実を1R33秒で瞬殺し、8月にはRIZIN初参戦でいきなり浜崎朱加と対戦。敗北こそ喫したが、浜崎のバックから首を獲りに行くグラウンドの強さを見せた。今年2月のトーナメント初戦では佐藤絵実と約1年ぶりの再戦となったが、1R49秒で返り討ちを果たし、決勝にコマを進めた。

佐藤絵実をアームバーで49秒で撃破したアム

 対する古瀬は「ABEMA」の人気企画『格闘代理戦争3rdシーズン』の女子トーナメント戦で青木真也推薦選手として出場すると、決勝まで一本勝ちで勝ち上がった。決勝では現在ONEで活躍する平田樹に敗れるも、感情を爆発させる言動とファイトで知名度を大いに上げた。これまでは49kg前後を主戦場としてきたが、本トーナメントで初めて44kgのミクロ級に体重を落として参戦。大ベテランの玉田育子をパワーで圧倒し判定勝利を収めた。

ベテラン玉田育子をパワーで圧倒、パウンドを落とす古瀬(上)

 DEEPにおけるミクロ級は、昨年6月の「DEEP 90 IMPACT」に新設。”絶対女王”しなしさとこが適正階級と公言していたこともあり、しなしを中心とした王座争奪戦が繰り広げられると見られていた。しかし、そのしなしが昨年12月、にっせーに敗れる波乱が起きたことで状況は一変。今年5月にしなしとにっせーが正式にタイトルを争う一戦に臨むこととなり、トーナメントは本命不在の大混戦となった。

 現在しなしは、これまで保持していたDEEP女子フライ級(45kg)が改定され、DEEPミクロ級(44kg)の王者に就任。本トーナメントで決定されるDEEP JEWELSミクロ級王座とは別の王座を保持している。DEEPの佐伯繁代表によると、DEEPとDEEP JEWELSのミクロ級王座統一戦も構想にあるという。

 なお、当日の大会は2部制となっており、12時より『DEEP JEWELS 29』、18時から『DEEP 95 IMPACT』が開催される。DEEP 95ではしなしvsにっせーのDEEPミクロ級タイトルマッチが行われるため、同日にDEEPとDEEP JEWELSのミクロ級王者が決定する。この2戦が行われる5月6日は、女子44kg級の今後を占う重要な一日となるだろう。

<決定対戦カード>
▼DEEP JEWELSミクロ級トーナメント決勝 5分3R
アム・ザ・ロケット(Tarnthong Gym)
vs
古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)

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