【RISE】那須川天心、新型コロナで自粛ムードの日本に「元気を与えたい」2020年は海外進出も視野
4月12日(日)エディオンアリーナ大阪第1競技場にて開催される『RISE WORLD SERIES 1st ROUND』の追加対戦カード発表記者会見が、13日都内にて行われた。
本大会でISKAムエタイ世界フライ級王者”ザ・ロケッティア”アンドレイ・メゼンツェフ(20=ウクライナ/ムエタイスピリットジム)との対戦が決定したRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/Cygames)が、新型コロナウイルスの影響による社会情勢の変化について考えを述べた。
現在、世界的に流行している新型コロナウイルスへの対策のため、格闘技のみならず多くのイベントが中止・延期を発表している。RISEも例に漏れず、3月20日(金・祝)に予定されていた『RISE138』の中止を発表している。
那須川は新型コロナウィルスの影響について「日本中が元気がない」と言及。「格闘家としてだけでなく、人として見ても日本を含めた世界がそのことに囚われている」と、自粛ムードの中で活発さを無くしていることを感じていると明かした。
そして「僕の試合で元気を与えられる力はあると思う」と、現在開催が予定されている4月12日の『RISE WORLD SERIES 1st ROUND』での自らの試合を通じ、ファンへ勇気や感動を届ける構え。「こういう状況でも試合を見て、自分も頑張れる、こういう状況を変えてやろうという人が増えてくれればいい」と、人々が前向きな行動に向かう”起点”になりたいと語った。
ファンの起点となるためにも、那須川は2020年の活動に「日本の代表として世界と戦っていくストーリー」をイメージする。現時点では2020年中、4月・6月に行われる『RISE ASIA SERIES 2020 -55kg』の優勝者との対戦が予定されているが、那須川本人は「ずっと海外でやりたいと言ってきたので、今年こそは1回どこかで試合できたら」と、改めて海外進出を希望した。
実際に海外からのオファーは「いろいろ来ている」という那須川は、初の海外戦に向け「海外一発目って相当大事だと思いますし、団体を選んでいかないと今後のことにも関わる」と慎重な姿勢を見せる。
2018年6月に那須川が大苦戦を強いられたロッタン・ジットムアンノンが王者として君臨する「ONE Championship」や、那須川が定期参戦するRIZINと友好関係にある「Bellator KICKBOXING」といった、メジャー団体からのオファーが来ていることも予想される。そんな中那須川は「自分を大事に扱ってくれる場所だったり、凄いプロモーションをしてくれるような場所を選びたい」と方針を固めつつも、今後のキャリアを大きく左右する決断は「チームの皆さんと相談して決めたい」とした。
今回、対戦相手の選考が非常に難航したというRISE陣営と那須川。かねてから宣言している”世界への挑戦”の日は徐々に近づいており、日本を代表して世界に挑戦する那須川の姿を見て勇気づけられるファンも多いだろう。日本が誇る”神童”が、世界に殴り込みをかける日の訪れを期待したい。
☆4.12 RISE大阪大会の対戦カード、イベント日程はこちら
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