【ボクシング】井上尚弥の4.25世界戦が延期、米プロモーター発表

井上尚弥の4.25世界戦は中止になった（Photo:Naoki Fukuda）

　4月25日（日本時間26日）に米ラスベガスのマンダレイ・ベイ・リゾート＆カジノでWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（26＝大橋）とWBO同級王者ジョンリル・カシメロ（30＝フィリピン）の世界3団体統一戦が延期になったと井上尚弥が契約する米プロモーターであるトップランク社が17日（日本時間）早朝に発表した。

　発表ではアメリカの新型コロナウイルス蔓延により、3月と4月の全ての興行を中止するというもので、トップランク社のボブ・アラム会長は「忠実なファンに再びワールドクラスのボクシングをもたらすことができる日を楽しみにしていますが、この時点で慎重に行動することが最も賢明なこと」と発表した。

パッキャオと並ぶカシメロ@ryansongaliaより

　トランプ米大統領は3月13日、米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて国家非常事態を宣言。そして、ラスベガスのある米国・ネバダ州のアスレチック・コミッションは3月25日までの全ての格闘技イベントを禁止することを決定。井上が試合をするマンダレイ・ベイ・リゾート＆カジノを擁するMGMリゾーツ・インターナショナルは15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米ラスベガスで運営するホテルやカジノなどの全施設の営業を5月1日までの予約を受け付けないとした。井上の試合は無観客でその他会場を検討しているとも報じられていた。

　延期の日程については報じられていない。

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