【DEEP JEWELS】元女性警官の上田真央、試合中止に「人命に変えられない」再起戦へ練習改革も
新型コロナウイルスの影響で多くの格闘技興行が延期や中止となっている。
4月12日『DEEP CAGE IMPACT 2020 in OSAKA』(大阪・住吉区民センター大ホール)も中止に。80kg以下5分2Rで再起戦に挑む予定だった元大阪府警の女性警官、上田真央(37=フリー)に話を聞いた。
昨年12月のDEEP JEWELSで加賀谷花野(柔術&MMAアカデミーG-face)に接戦の末、2-1の判定で屈した上田。再起戦となる今回の大阪大会中止について「(前回の)大阪大会で結果を出せなかっただけにここで結果を出して次につなぎたいという気持ちがすごく強かった」「大阪で支えてくださってるスポンサーや練習させてくださってるジムや仲間や応援してくださるファン、友達にいいところを見せたかっただけにとても残念」とやはり試合ができないことに対しては残念な気持ちを見せるが、「人の命には変えれないので今回の中止という判断にはとても感謝しています」と感謝を持っているという。
上田は3歳から柔道をはじめ、警察官となってからは講道館杯全日本体重別選手権ベスト8、全国警察選手権で2位の実績を重ねた。
警察官時代は大阪府警の柔道部員という選手として四年間柔道の練習を中心とし、週一回の当直業務やシーズンオフに交番勤務や祭礼警備等をしていた。選手として引退後は免許の窓口やパトカーにのって取締、駐車取締や事件の見分など様々な経験をしてきた。
物心つく前から柔道だけに取り組んできた上田にとって警察官としての業務は難しく感じることも多々あった。「警察官の仕事はテレビで放送されている以上に大変な仕事。一般社会では体験出来ない事も沢山させて頂いたので、辛かった事だけではなく人生の経験として色んな物を得れたと思います」と語る。
2018年3月に大阪府警を退職、総合格闘家に転身した。同年12月にアマチュアMMAに参戦し3-0の判定勝利を収めるも、翌19年3月のプロデビュー戦ではKINGレイナにTKO負け。打撃戦に課題を残した。その悔しさをバネに9月にはキックボクシングのJ-GIRLSで元フェザー級暫定王者だった超弁慶にTKO勝利。そして先に書いた加賀谷花野と接戦の末、2-1の僅差で敗退した。
MMA戦績2勝2敗(プロ戦績は1勝2敗)で迎えるはずだった今大会。プロデビュー戦で負けてもウィークポイントを認め、練習し、次は勝ちにつなげた上田。今回の再起戦にどのような気持ちで挑んだか聞くと
「教科書通りのスタイルが出来ない」というマイナス要素をプラスに捉え、思い切って自分にあった動きや希望を尊重してくれるジムに練習拠点を移したという上田。普段73~74kgだが、今回予定だった試合は80kg契約だったこともあり、筋力アップで体重を増やすためのフィジカル面強化、かつ動ける身体つくりのために走り込みも多く練習に取り入れ、改革を試みた。
身体作りに励みながら「ウエダこんなんできたっけ?とびっくりしてもらえるようなサプライズ的な」練習もしているという。「リベンジマッチに自信をもって行けるまで、今出来る事をしっかりやります!」とこれまで負けを喫した選手にリベンジしていくもか語った。
様々な経験を経て総合格闘技にたどり着いた上田。「落ち着くまで練習やトレーニングをしてまたさらに成長させてもらえる時間を与えてもらったと思って進化しておきます」と前向きな彼女がより成長した次戦を是非楽しみにしたい。
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