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【ボクシング】山根前会長、新団体のタイトル戦発表「こんな時だから夢や希望与える」

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2020/04/19(日)UP

山根前会長と山根氏の団体WYBCヘビー級王者の高橋知哉

 日本ボクシング連盟の前会長である山根明氏が昨年、新たに立ちあげたWYBC(世界山根ボクシング・チャンピオンシップ)。世界ヘビー級タイトルマッチとして、王者・高橋知哉(BONEC RASH)の初防衛戦が5月31日、京都KBSホールで行われることが19日発表された。昨年9月の初興行に続き2度目の開催となる。

 WYBCは一辺4メートルの狭いリングで戦うのが特徴。高橋はWYBCの他にWSCS(ワールド・ストリート・チャンピオン・シップ)、WNFC(ワールド・ナックル・チャンピオン・シップ)という同じくこの狭いリングで戦うボクシングの団体の王座も保持している。
 なお、この試合は新型コロナウイルス禍のため無観客の方針が取られる。

WYBC第一回興行で、強烈なパンチを打ち込む高橋

 山根氏は「今回コロナウイルスにより世間はとんでもないことになっているが、こんな時だからこそ夢や希望を与えるためにこのタイトルマッチを開催したい。対戦相手は現在、3選手と交渉が終わった。1人目はブラジル人、2人目はペルー人、3人目は韓国人です。王者はプレッシャーもかかると思うが、色々な方々の夢、希望の為にも頑張ってほしい。当日は自宅で試合が観戦できるようにインターネット配信する予定です」とコメントした。
 王者の高橋は「今回急きょ試合も決まりましたが、熱い試合で元気を与える試合をしたい。相手は誰でもいい」とコメントした。
 対戦相手は後日発表される。

WYBC第一回大会でベルトを手にした高橋と山根前会長

 ♢19年8月に設立を発表されたWYBC(世界山根ボクシング・チャンピオンシップ)は、JBC(日本ボクシングコミッション)非公認の団体だ。
 リングの大きさも通常のボクシングとは違う。WYBCは一辺わずか4メートルのリング(通常のボクシングでは5.47m~7.31m以内で規定)で戦う。これはマイナー・プロボクシング組織、WSCS(ワールド・ストリート・チャンピオン・シップ)と同様の世界一狭いリングだ。この団体の世界ヘビー級王座が高橋知哉(BONECRASH)だが、山根氏は共通の知人から高橋を紹介され「その生き様に心が動いた」と昨年新団体を設立。19年9月29日に第1回興行を開催。WYBCヘビー級王座戦で、マイナー団体WNFC(ワールド・ナックル・チャンピオンシップ)世界ヘビー級王者のダニエル・ハット(ブラジル)と高橋は対戦し、判定2―0で高橋が勝ち初代王者となった。

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